2009年10月アーカイブ

鉄ネタの本編「蒸気機関車と鉄道趣味」もさっぱり更新が進みませんので、こっちのブログにも鉄道関係の古ネタをポロポロ出して行くことにします。やっぱりブログの方が楽ちんですのでね。ズボラ人間にはありがたいですね。

こちらのほうには、形式張った写真よりも、何の変哲も無いクズ鉄写真や、ふざけて撮ったスナップ写真を中心に基本ノートリミングでアップしていきますわ。構図が悪かったり、車両が小さかったりして、鉄道写真としては良くなくても、かえって当時の周囲の風景や鉄道施設の状況が良くわかる写真もありますからね。

まあ簡単に調べられる範囲のことは本文やキャプションに書きますけど、そうやってると面倒になってまた更新が滞ると思われますから、掲載写真に関してのエピソードや感想がありましたら、「コメント」欄にどんどん追加してくださいな。というわけで今回は「ぼやテツ」カテゴリ追加のご挨拶まで。

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昭和47年(1972)4月1日 国鉄 関西本線 加太〜中在家(信) D51882

まったくどってことないカットですが、こうやって築堤をヒキで見てみますと長閑な田舎ですねえ。まあ今でもさほど変わってないんでしょうけども。昭和47年春の加太越えの有名撮影地「大カーブ」お立ち台からの一枚であります。ヘッドマークが見えますが、臨客「スズカランド号」です。牽引機はデフに鹿と月のエンブレムを入れた奈良運転所のD51882。現車8両以上は牽いてますな。たしかお向かいの名阪国道はまだ建設工事中でした。あの道が完成して便利になったことで関西本線はイッキに寂れてしまったというわけですね。 この写真の撮影行は本編「Train25 関西本線(加太)D51形」に既出です。
ええと、戦争はいけません。まして核兵器などもってのほか。すみやかな全廃を望みます。これ、あたしの基本姿勢です。しかしですね、世界にさまざまな国や民族や宗教や思想があって、それぞれが軍備を持ち敵対している状態では、いくら平和憲法があるといっても、丸腰でいるわけにはいかんだろ、というのも、日本語を操り、というか日本語しか操れない日本人のあたしは思うわけなんであります。

とくにうっとこの近所には、笑顔をみせながらも着々と世界に覇をとなえようとしている新超大国と、なんでもありの飢えたチンピラ将軍様国がありますからねえ。抑止力になっている大国アメリカも、オバマ路線で内向きの政治が進行すれば、その強面ぶりがどんどん薄れ、存在が頼りなくなって行くことでありましょうからね。いやしかし、ミリ関係のことを書くときは誤解を生じやすいので前置きが必要なのは面倒ですな。

さて、ガキんちょの頃、遺族の家の標識や傷痍軍人の物乞いをつぶさに見、戦争を体験した人々の悲しげな背中を見て育った我々の世代なのではありますが、日本が超加速度的に戦後復興できたのは、皮肉なことに朝鮮戦争が勃発した所以でもありまして、感受性高きおりに見た漫画は「0戦はやと」「紫電改のタカ」はじめ「アニメンタリー決断」などなど戦争モンが多かったんです。少年雑誌の特集記事には「巡洋艦鳥海のすべて」とか「大図解!特殊有翼潜航艇海龍」とかの記事が煽ります。この擦り込みが実に大きかった。当時子供が買えるオモチャといえばプラモデルで大概が兵器のプラモでした。まずは零戦21型あたりから入門し、タミヤのリモコン戦車、ニチモの艦艇シリーズと進み、その後、96艦戦、伊400潜、軽戦車チハ、南部十四年式拳銃などと、どんどんマニアックになっていくのでありました。社会に出てからも小量生産の目玉が飛び出るほど高いレジンモデルなどに後ろ髪を引かれたことがありましたが、安月給なのが幸いして一線を超えずに済みました。

1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ 90式戦車マインローラ
タミヤ1/35 90式戦車マインローラー


技MIX 戦艦大和

というわけで、目下、日本の内需拡大の最大のターゲットにされているといっても過言でない、戦後生まれの子育てを終わったオッサンらには、よこしまな思想なしに脈々と兵器礼賛の血脈が注入されてしまっておるのであります。これは戦中派の人々にはおそらくない感覚でありましょう。この感覚の歪みについては常々、皮肉なことだなあと思ってきましたけど、もはや世の主流は次代の人たちに推移しつつありますので、我々の世代は密やかにかつ能天気に、図らずも擦り込まれてしまった、ミリ趣味を愉しませていただいてもいいのではなかろうかと考えておるしだいなのでございます。なもんで本件、「兵器のフェロモン」についても今後ちょいちょい言及させていただく所存です。

資料:リアリズムと防衛を学ぶ:なぜ日本に戦車が必要か?Part2

小悪魔ageha 異様なり

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あれはいつやったやろ。本屋の女性誌コーナーのヒラ台付近に近づくと、異様な気配を感じるようになったんは。なんちゅうかドギツい白粉のニオイが漂ってくるような、もしくは、オッサン、アッチ行け!と罵られているような雰囲気が漂ってくるのであります。

髪ピタ モモエリ ハートプッチ 携帯ストラップ付
その気配のする方に目を落とすと、そこに鎮座ましましているのが「小悪魔ageha」なる女性誌。ううむ。理解不能だ。最初はそんなもんで済んでいたのだけど、age嬢たらageモたら言われつつそのうちジャリサブカルの世界に覇を征するようになってきたらしく、気づいてみれは「小悪魔ageha」の周囲には同傾向のキャバ嬢増産雑誌がズラリ。ヒラ台の全面から、オッサンにはキツいもやもやしたものが分泌されるようになったんであります。



(;´Д`)
あちら(お嬢さん方)がどう思うかはともかくも、あたしらオッサンにとって、あの白粉表紙の醸す雰囲気が、いみじくもメジャーの表舞台に進出してくることはひとつの悪夢でありまして、掟破りの「逆ノネナール」とも言えるべきものなのであります。そう「逆加齢臭」。オッサンにそう思わしめるのだから、同誌のコンセプト「今よりもっとかわいくなりたい美人GALのための魔性&欲望BOOK」は、どーでもいい部分ににおいて、まんまと達成されていると言えるのでありましょう。



キタ━━━(゚∀゚)━━━!!
まあ、誰それが「age嬢」でどれこれが「ageモ」などと説明される前に、今の一般タレントすら顔も名前もわからないあたしだから、ドンナモノなのか全くよく分かってはいないんだけど、それでも椿姫彩菜とか桃華絵里とか紅音ほたるとか、純恋(最近なくなったらしい)とかの名前はどっかで耳にしたことがある。なかでも椿姫彩菜にいたっては、天下のNHKラジオ第一でMCとかをやっておるが、性同一障害の出自も含めハッキリ言ってわりかし好きである!!



ウワァァァァァヽ(`Д´)ノァァァァァン!
ええ、もとい気を取り直して...。あれはいつやったやろ。本屋の女性誌コーナーのヒラ台付近の不快感に気づきつつ当初はシカトできていたが、ある時、強烈に発散される「逆ノネナール」に耐えきれず、手に取ってみたのが運のツキ。以来、「はあ〜儂、もうグラフィックデザインやめようかなぁ〜」との思いに囚われるようになってしまったのだった。ううむ「小悪魔ageha」魔性なり。だいたい誌名に「ゲーハ」が練り込まれてるのにもオッサン腹が立つ。

イカンイカン図らずもエキサイトしてしまい、わけの分からない内容の長文になってしまった。本件、「小悪魔aゲーハ」に関しては今後も「ぼやコラ」の重点課題として研究を深めて行く所存である。

浪速のジョー?

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わたしの人生の中で、こんなにプロ野球中継を見なかったシーズンはかつてなかった。熱心に見たのは春先のWBCのみ。ペナントレースと今やってるポストシーズンもラジオ中継と新聞とネットの情報だけでしまいに。たぶん今年のプロ野球に熱いものを感じなかったのが原因だろうけど、ごめんねサンテレビ。特に贔屓の阪神がヘタレだったせいでもなく、まあ不景気で野球見てる場合じゃないというのが正直なところです。

阪神はやっぱり弱いほうがオフが盛り上がるんでした。思い出したよ。まあ編成をあれこれ考えるのもファンの楽しみのひとつだから。ところが最近はFAの新井とか大物がわりとすんなり穫れてしまうのでつまんなかった。今回もマリナーズを退団した城島が穫れそうな雰囲気になってるけど、すんなり行くとつまんないな。古巣のソフトバンクでええやん。阪神のトレードはいつも土壇場でコケるところが醍醐味なんだけどね。

スーパーキャッチャー城島健司 (スポーツノンフィクション)

仮に城島が穫れたとして、阪神が面白くなるだろうか? 右の強打者不足と捕手の弱点は確かにカバーできるけど、城島の強気のリードは、今のロートル&ヘナの投手陣では結局アカンと思うけどね。それよりせっかく育ちつつある狩野はどうすんの?城島の移籍条件は出場が第一やろうから、浅井に続いて野手に押し出しか?まあ狩野の打撃はキャッチャーなのがもったいないと金本も常々言ってるらしいからコンバートか。しかし外野にはリンも桜井もいるし、衰えて来た金本、赤星、桧山が押し出され要員になるのかな。

城島がタテジマを着たら「浪速のジョー」ですな。そういや監督のあだ名も「ジョー」やったなあ。ダブルジョー。しかし真弓ってなんでジョーやったんやっけ?忘れてしもた。バルがヒロシって呼ばれてるのと一緒か? もし城島がトラの正捕手になるんだったら、この際ぜひ欲しいのが井川君。ついでに建さん伊良部も呼んでメジャー失格バッテリーでローテを...(笑)。でも城島ってタテジマのイメージが皆無。なんか揉め事の火種になりそうな予感プンプン。

トリ谷がようやく成長して来たけど、青木にくらべりゃ遅いよね。まあ今オフは、阪神もグッと若返らざるを得ないチェンジの年になるでしょう。秀太引退、今岡戦力外、藤本、ジェフあたりも微妙やしね。下柳、矢野もそろそろ。読売みたいにバランスよく若返るのはムリそうだから、来年はとりあえず準備の年でしょうね。片岡いらんからノムさんかボビー来ないかな〜。

値切る

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先日失効するポイントを使いにヨドバシに行ったことを書いたけど、カードもどこかへいっちゃってたので、ついでに再発行をしてもらった。新しいポイントカードをしげしげと眺めていると、「ポイント制度を最初に初めたのはヨドバシカメラです」と誇らしげに書いてある。そうだった、コイツが下手人やったんや。

その後、家電量販店を皮切りにあらゆる業種がどんどん右に倣えをし、あっという間に全商圏へと広がってしまったこの制度。あたしにすれば、日本橋まで腕ぶして出向いた、あの「値切り」の楽しみを奪いくさった、箱根の向こうから来た下手人なのであった。

このポイント制度が主流になって、結局消費者の主導権はあっというまに霧散したのだ。

ネット社会が本格化して10年そこそこ。アマゾンや楽天なんかがネット通販を拡大し、店舗地代や人件費や広告費を合理化して、低価格でモノを売るようになったとはいえ、そこには消費者側から値引きを要求できる選択肢はない。

せいぜい価格コムや検索エンジンで一生懸命低価格の商品を探し、疲れたところで手を打ってポチッと買うだけ。「値切る」から「探す」へと受け身にならされとるのだ。

ようするに売り手がどんどん傲慢になり、消費者はヒーコラいって安値情報を必死で探しているのが現状でしょ。お客様は神様でもなんでもありゃしない。それで安いものが買えてトクしたと悦に入ってるのは、売買の感覚をマヒさせられて錯覚しているだけだ。ねえ幸之助さん。

ふと思ったのだけど、ネット通販で買い手が値切れるシステムてのは無いのだろうか? オークションサイトは競り上がって行くからちょっと違う。具体的に言うと、弱気の人から強気の人に還元する仕組みをつくりゃあいい。既存なのにわたしが知らないだけかもしれないけど、市場が飽和気味の現在、そんなシステムを上手く開発すれば、「探す」必要のない「値切れる」ショップに人が集まってけっこう儲かるのではないかしらん?
くっそ〜、今日はマジで「ぼやコラ」です。



↑Apple Magic Mouse
 MB829J/A 6600円
先日、当欄に「あ〜あ、Mouse壊してもた」を書いたばっかしなのに...。また、いつものAppleの販売流儀のやらしい「突然ガバチョ!」(古)作戦に嵌まってしまいましたわい。あ〜もったいないことしたなあ、あのワイヤレス マイティマウスを分解するの、もうちょっと後にしといたら良かった。魔が刺したと言うか、マンが悪いと言うか、ヨミが甘いと言うか、あいかわらずツイてないです、あたし。

Appleから新型iMacが発表になって、それにこのMagic Mouse(マジックマウス)とワイヤレスキーボードが標準装備されたわけなんですが、アップルがあのスクロールボールの不調を一向に改善する気配がないのは、あたしのように分解掃除をさせて壊させ、消耗品の販促に繋げているんじゃなくて、一生懸命このマジックマウスを開発していたということだったんでしたようで。

Apple Magic Mouse MB829J/A
どんなマウスかというと、ボタンもコードなし。マウス天面がトラックパッドみたいなもんになっていて、ジェスチャー操作ですべてのコントロールが可能だそうですわ。しかも価格は6800円。従来のワイヤレス マイティマウスより安いんです。これを嘆かずにいられようか。泣く泣くコード付きの中華マウスを購入したばかりだというに...。

対応OSはBluetooth対応MacとMac OS X v10.5.8以降、Wireless Mouse Software Update 1.0をインストールできるキーボードと旧マウスがあればよろしいとのことで、資金潤沢なら即買いするんですが、今はちょっとねえ。しかしWindows7の発売日にぶつけるか!血の気多いなあアップルも。

ああ遣いにくいなあこの新品の中華マウス。軽いしコード邪魔だし...。
ネットのニュースを遊弋してたら、やたらとアポロ11号の話題が目に入る。バンダイがサターン5型のダイキャストモデルを売り出すと発表したし、けさの朝日新聞にもオメガ・スピードマスターの全面広告にバズ・オルドリン飛行士が出てる。な〜んでか?と思ったらコトシは月面着陸40周年だそうな。ほほう、なるほど、あたしらの世代が購買ターゲットにされてるんですな。

スピードマスターはとっても買えんからアウト・オブ・眼中ですが、バンダイのほうはちょっと気になる。なんでも「大人の超合金」シリーズてんだとか。商魂ミエミエでちょっとやらしい感じがするね。

大人の超合金 アポロ11号&サターンV型ロケット
まあ、さもありなん。かくのあたしも、小学生の折はかなり入れ込んだもんです。アポロ8号のころから徐々に盛り上がって来て、月面着陸の11号で大噴火。あれ昭和44年でしたか。翌年の千里万博では、月の石を見たさに何回もアメリカ館に列びました。書いてて思い出したけど、当時関西にいたあたしらは、日本万国博とか大阪万博とか言わずに、千里の万博って言ってたような気が。ま、どーでもいいんですけどね。

そう小学校5年くらいの頃ですか、アポロの中継が始まると、テレビの前に陣取り、NHKの特別番組に齧りつくようにして見てました。大塚アナウンサーと村野賢哉解説委員のコンビで同時通訳に西山千、カウンターの前に米国レベル製と思われる精巧なサターンVや司令船、月着陸船の模型を並べて説明するのだけど、その模型を村野氏があまりにもよく壊すのだった。ガキんちょのあたしらにとって当時のインポート模型は羨望のブツだったから、村野解説委員のあまりの不器用さに腹を立て、あたしはそれをネタにして「村野賢哉物語」というマンガを描いてしまったくらいである。ちなみにあたしの小学校卒業アルバムの「尊敬する人」の記入欄には、ニール・アームストロング船長と書いてある。まあ当時はそれぐらい盛り上がっていたわけだ。

しかし、このバンダイのモデル、詳しい製品内容は分からないけれど、案外企画倒れなんでないか。司令船コロンビアと月着陸船イーグルだけなら売れるだろうけど、ロケット本体というのはあまりメカ的魅力がないからね。「アフリカの爆弾」みたいに性的崇拝感を感じる人なら堪らんのかもしれないけど。年一万個販売はムリだと思うけどなあ。

参考記事:バンダイ、超合金モデル「アポロ11号」発売(MSN産経ニュース)

黒船
サディスティック・ミカ・バンド
B000GALG9S
享年62歳ですか。鬱の気があったとは知りませんでしたけど、自ら命を絶てる人というのはある意味シアワセな感じがしますな。成功した人ならなおさらで。トシはあちらが十ほど上なんですが、ご実家と言うか出生地がそこそこご近所なもんで、普通の芸能人よりはなんとなくかかわりがあるような気になるお方ではありました。フォークルの「帰って来たヨッパライ」がヒットしたとき、ガキんちょだったあたしは、オモロイ唄や!とモノマネとかして遊んでたんですけど、親連中の立ち話では「あそこのカトーさんの...稲荷の端田さんとこの坊(ぼん)が...」とかささやかれていたのを何となく憶えてます。あたしは極力政治臭を避けて通ってきたタチなので「イムジン河」には当時あまり感心がありませんでしたなあ。

その次は「あの素晴しい愛をもう一度」ですか。中学に入る前後の頃でしたけど、当時のコノ手の青春ものの中では最も好きな曲のひとつだったと思います。その後はミカ・バンドの「黒船」ですな。これはよく聴きました。もっとも、あたしは女性ボーカルのバンドではカルメンマキ&OZが贔屓だったので、それほどミカ・バンドに熱心だったわけではありません。後の桐島かれんや木村カエラの時代はまったく聴いてません。

加藤和彦の作品で、もっともあたしの印象に残っているのは「パパ・ヘミングウエイ」に尽きます。自分でも意外ですけど、あの輝かしい高度経済成長期と自分の感受性最高潮の時期が重なったこともあるんでしょう。雑誌の誌面や街の広告はパステルカラーとトロピカルカラーに彩られ、それはそれはバラ色の未来を想起させてくれた世相でありました。喫茶店が今で言うカフェっぽくなったのは、あの頃ですな。ボズ・スキャッグス、ジャクソン・ブラウン、スパイロ・ジャイラ、大滝詠一、高中正義、鈴木英人、ペンギン、フラミンゴ、文化屋雑貨店。トロピカルリゾートとエスニック、プラスチックと観葉植物の時代。アンニュイが心地良い平穏で能天気な時代。もうあたしが生きている間には戻らないでしょうなあ。あの感覚は。

その後、東京の制作会社に入ってから、ワインのチームが販促誌に加藤和彦や桐島かれんを起用したこともあって、なんとなく身近に感じたこともありましたけど、あたしは直接編集にかかわらなかったので本人と具体的に接することはありませんでした。合掌。
パのCS第1ステージは楽天がストレート勝ちで、札幌へコマを進めよりました。まあこのチームは強いというより、ノリのいい時は走るチームなんで巡り合わせがいい時期に当たってるんでしょうな。岩隈とマー君だけで勝ったわけですが、三試合制なら今最強のチームかもしれませんぞ。山崎武の調子があがってきたのもツイてますな、ノムさん。

しかし、こうなりゃダルがお休みっぽい日ハムを叩いて、日本シリーズまで行って欲しいですな。公式戦でも二試合負け越しているだけだから分かりませんぞ。ノムさんの胴上げが観たいっす。

大事な短期決戦中というに、連日フロントに対して毒を吐きまくってるノムさんですが、本人も「胴上げされて落ちてご臨終」をお望みのようなので、選手の皆さんにはなんとか実現してもらいたいところです。しかし選手からは監督談話に追随するフロント批判、もしくは監督続投支援のコメントはサッパリ出てきません。まあ当然と言えば当然ですけど、やっぱり腹の中ではノムさんが鬱陶しいのでしょうかね。

優勝するかどうかは置いといて、楽天フロントは監督のすげ替えで来シーズンも上手く行くと考えてるんですかね。だいたいが昨今の楽天の報道は、すべて「ノムさんのボヤキ」中心で紙面を賑わせているわけで、いなくなるとイッキに楽天イーグルスのマスコミ出現量が減り、かなり経済効果がダウンになっちゃうと思うんですが。強気になったノムさん側から理不尽な条件でも出したのかな。

うわさになってる、前広島監督のブラウンの自主性を重んじる方針なんかで、あの寄せ集め選手団が練習する感じはしまへんわ。特に先発100球制限なんかやった日には、後ろが打たれまくって岩隈もマー君も2勝2敗とかでシーズンを終えることになりかねませんけどねえ。ブラウンちゅうのは楽天に最も不向きな監督のタイプやと思うんですが。

まあ、このままツキをキープして勝ち上がり、日本シリーズでのエンジのユニフォームの活躍をみたいもんです。あわよくばノムさんの胴上げも。ま、それも岩隈とマー君できっちり2勝できるかどうかにかかりそうですが。楽しみ、楽しみ。
phM_mouse.jpg愛用していたワイヤレスのMighty Mouseがずいぶん前から不調だった。まあMac遣いの人はよ〜くご存知だろうけど、マックのマウス頂部にあるコロコロトラックボールは頗る便利なのだが、すぐにゴミが詰まってストレスの原因となるのであった。あたしも二週間に一回くらいは、電気ヒゲソリに付属のブラシやリャン面テープやウェットティッシューにピンセットを動員してセッセと掃除をしていたのだ。まあ酷使による摩耗もあるのだろう、そのうちいくらゴミをとってもカラ回りするようになってしまったので、もはや使用を諦めていた。

ところがウエブページなどを見ている時にこのスクロールができないとすんごいストレスになる。特に複数のウインドウを重ねて表示している時、下層のページがスクロールできないのが辛い。そんな訳で、いろいろ方法をウエブで検索して調べ、何度か分解掃除を試みたのだけど、なにせ人にも勝る不器用な手指だけに、いつも途中で断念。だって壊しちゃうと変わりがないからその日から困るのだもん。APPLEはちょっとでもテメエで分解したらもう保証しないかんね、と言ってるし。

イライラしながら半年以上使っていたところに、ヨドバシから、早よ使わんとポイント失効しまっせ〜とのDMが。よっしゃ新しいマウスをポイントで買って、不調の古いマウスを分解掃除しよう!と決めた。店に行ってみると、案外ポイント残額が少ない。なもんで高いワイヤレスのマイティマウスは諦め、しっぽ付きのネズミを買ってきた。箱をあけるとmade in china。〜残念ハズレ。あたしは30年この方、ずっと具合の良いマレーシア製ばっかりに当たってきたのに。

気を取り直して、さっそくワイヤレスの方を分解にかかる。こんどは壊しても替わりがあるから力の入れ方も大胆目に。それでもかなり苦労したがなんとか分解できた。検索で見つけたサイトは丁寧に写真入りで説明してくれているのだけど、こじあけるツボやコツにまで言及してないのが不親切。まあ、オマエも一個は潰してから上手くなれ!ということなのか。ホンマに接着剤が結構頑固で難儀だった。なんとかバキッ!とご開帳。問題のボール部分の構造も分かったし、掃除もきれいにできたし、ヤレヤレだ。さて、復元して使おうとしたら「......マウスが認識できまへん」やて。あ〜あ、やっぱり壊してもた。なんちゅう不器用や。ボール部以外は快調やったのになあ。

てなわけで、新しいしっぽ付きの中華ネズミをつかっているのでありますが、なんかしっくりこないんだなあ。そのうち慣れるだろうけど。マウスのような精密機器はよほど慎重に触らんとあきませんな。まあコジ開けのツボを把握できたので、次回はもっとやさしくフタを開けられるでしょう。しかしアップルのマイティマウスのボール部不具合は、ず〜っと前からいろいろ報告されてるのに、一向に改善する気配がないのは、案外こうやって壊させて消耗品の販促をしてるんではないかと疑ってしまうぞ。
写真:結構高いのよこれ(泣)

五十肩続報

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四十肩が去り、肩があがらなくなる難儀をすっかり忘れていたところ、五十肩となって最近じんわり復活して来やはったことは、この前書いた(とはいっても旧ぼやコラにだけど)。いまのところ左肩のみなので、まだ助かっているのだが、四十肩のときの経験から言うと、早晩両方ともの二の腕があがらなくなるのは目に見えている。

とはいえ、サウナ&マッサージに通う小遣いはナシ。ぐりぐり棒やエレキバンも、もはやほぼやり尽くした感があるので、肩こり解消枕とか肩こり撃退マットレスなんて肩こりグッズが、ふたたび気になり出したのであります。一時はテンピュールのなんとかピローなんてのが無性に欲しくなったけれど、ウチにある二千円くらいのバッタもん低反発枕で試してみたところ、この手のはあたしには全然駄目なことがわかった。

駄目なのは肩こりの解消効果ではなく、その前にあんなに沈んでしまう枕では眠れないのだ。永年の習い性とは恐ろしいもので、カチカチ目の高枕じゃないと寝た気がしないのである。ホテルなどに泊ったときは大概柔らかで大きな枕なので、二つ折りにし、持参の細引きでキツく括って、寸法半分高さ倍の枕をつくって眠ったりしてるのだから。

makura.jpg高級肩こり解消枕の理屈説明図をみると、背骨と首のラインが一直線になるのが理想だそうな。しかしこの姿勢じゃ、あたしはとても快眠できない。ペケです。てなわけで低反発枕で肩こりを解消するのは断念した。昼はパソコン仕事ばっかりの一日だから首と肩はそりゃ凝りまくって当然。せめて寝ている間にコリをほぐす方法はないものかと検索しまくってたところ、一日5分間使用するだけで肩こり・首のコリに効くと言う通販の枕を見つけた(写真)。

なんでも鍼灸治療院のセンセが開発した肩こり解消枕だそうで、タテ型になっていて首の後ろや背中の下の方までツボ押しができると書いてある。こいつなら寝る前にちょっと使ってから、いつもの高くて固い愛用枕で朝まで眠ることができるではないか。しかしこういう短時間ツボ押しものは、以前リゲッタバーネル(ツボ押しスリッパ)で文字通り痛い目にあった。高かったからまだ部屋に置いてあるけど痛くてほとんど使ってないのであります。この5分で肩こり解消枕も、なんとなく同じようなことになりそうな予感がしてるのだけど、誰か使ったことある人いませんか? 6279円が置き物になるのはゴメンだ。使用感ご存知の方、ご教示求む!
こいつです→肩こり・首のこり解消枕「肩と首のスッキリピロー」

電子タバコとお別れさ

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phM_091009.jpg9日は月に一度の脳神経外科の通院日。毎回、主治医と体調の話をして、一ヵ月分の血液サッラサラ薬の処方箋を書いてもらって帰ってくるのだけど、3ヵ月に一回は血液検査があって、今月は採血&問診の回なのでありました。先に採血をしてから30分くらい外来診察の順番を待っている間に、その結果が医師のパソコンに届く。採りたてホヤホヤの検査結果を見ながら指導を受けるわけだ。しかし最近は便利になったもんですな。運動不足の権化のような生活で血糖値がジリ上がり中なのだけど、投薬するほどでもないのでもっと運動をするようにといわれた。懸念された悪玉コレステロールの数値もやや下がり、白血球が多めなのはもう10年以上前からそうなので、まあ様子見ということに。常に全身が炎症してるんです星飛雄馬のように(笑)。

一連の面診が終わった後で、あらたまって切り出した。去年の正月に軽い脳梗塞を喰らって入・退院してから1年半以上が過ぎたが、いっこうに体調が良くならず、月に3〜4日はアタマが痺れたり不整脈がでて何もできなくなる日が必ず来るので、積極的に仕事を受注することにも二の足を踏んでいた。毎月そのことを主治医に訴え続けたのだけれど、アタマのMRIを撮っても循環器科に回って検査しても異常なしなので、ストレスが原因でしょ、ということで片付けられていた。

ナンボ何でも不調が1年半以上も続いているのはキツイ。原因がストレスのせいなら、モトは何かと考えると(まあ生きていること全てがストレスみたいなものなんだけど)、どうやら1年半以上続けてきた禁煙が最も疑わしい。そこで密かに2ヵ月前から、実験のため少しずつ喫煙常用を再開してみたのだ。まずは一日5本、慣れたら10本と増やし15本で巡航中。するとテキメンに調子が良くなってきたのだった。先月の通院のときはまだ実験開始直後だったので医師にはナイショにしていたが、今回は2ヵ月が経過して、その間不調の日は皆無。退院後こんなことは初めてだ。結果不調の原因は禁煙だと断定できたので、それを医師に告げた。もちろんあたしは脳梗塞前科者なので、「ならぬ!」と言われたなら再び禁煙生活に戻るつもりでいたけれど、それならタバコの変わりに不調を回復する決定的な代案を出してもらうつもりだったのだ。「じゃあどうすんだ!どうすんだ!どーすんだよッ!」ってね。

喫煙再開を聞いた主治医の言を要約すると、「健康のためには禁煙は絶対必要だが、そのせいで毎日をかえって不健康に過すことになっているのなら強く駄目とは言えない。医師としては、毎日を健やかに過してもらうことが第一だから。ただし水分を多くとり喫煙本数がこれ以上増えないように注意するように」との回答だった。O先生ええ先生やん!。いや〜感動した。というわけで、今日限り、禁煙の友、電子タバコともお別れに。仁丹はもう中毒になっちまったのでやめられないけど。さあこれでアイデアも出るし仕事もバリバリできるぞ! そのかわり早晩、脳梗塞の再発や肺ガン発病で死ぬことになるかもしれません。そのときは皆さんどうぞ指をさして笑ってやってください。遠くの大病より近くの元気。
写真:病院帰りに寄った高層ビル工事中の大阪駅北口(09.10.09)

台風警報

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大型で非常に強い台風という触れ込みの18号は、久々に本州を二枚おろしにしていきよりました。こりゃ室戸台風の再来か(わたしは第二室戸台風からしか知らないけど)と、台風の警報を聴きながら密かにわくわくしておりました。

phMt_091008.jpgおりしも我が老朽マンションは大規模改修の足場が組み上がったところでして、剥き出しの網桁の上にはパイプ棒材が積み上げられておかれてます。昨夜ベランダへ一服しに出ると、結構強い風雨。台風でパイプがすっ飛んで下のクルマの屋根にズブリ、あとで現場監督と理事会で大モメ、改修用の足場も倒壊、取材に報道陣が来たらベランダに顔出して写ってやろうと目論んでほくそえんでたんですが...。

なんや、また前評判だけの根性無し台風でした(わたしの住戸においては)。一晩中ずっとNHKラジオ第一は台風情報ばかり。深夜便がまるまる吹っ飛びましたけど、なにを放送してるかつうと、どこどこに何々警報が出た、つうのと、鉄道や航空機、高速バスの運行情報がほとんど。それも知り合いのいる地方の警報が気になって聴いている最中に、大阪の局がふいに関西の大したことない台風情報を上書き割り込みしてきたりします。最近の報道には「ココロ」というものがないなあと痛感しますな。いくら緊急速報だといっても、中央の放送内容を聞きながら、キリのいいところでうまく割り込めよといいたい。これじゃアナウンサーもディレクターも、マニュアル通りにしか応対しないコンビニのおねーちゃんと一緒だよ。

雨に打たれながら、ひさびさにベランダの荷物にロープ掛けとかしたのになあ。メーロー台風ちゃん、けっこうメロウでした。tenki.jpを見てる限りは、かなりコワモテなスペックと進路だったんですがねえ。だいたいメーローちゃん足が速すぎやわ。ヤ◯ザのお兄さんとすれ違うときでも、向こうが駆け足で来たらあまり迫力ありませんな。目さえ合わさなんだら大事おまへんやん。あたりを舐め回しながらゆっくり歩いて来はるさかい、いちゃもんつけられへんかとビビるんですわ。

朝の四時頃までラジオとtenki.jpとベランダで様子を伺ってましたが、風雨が強まるようすもないので4時間ほどウトウトしてる間に警報解除。ガキどもらは慌てて学校へ。わたしも急いで歯医者へ。朝一の予約だったんですがテッキリ休業だと思って夜更かししてたのに。今日日の「大型で強い台風」の本州二枚おろしとはこんなもんなのか。気象庁が大袈裟に言ってるのか台風が根性無しになったのか、まあ両方なんでしょうね。ともあれ、大阪では大した被害がなくてよかったということにしておきますか。
写真:近藤勇像(記事の内容とは関係ありません)

ぼやコラ

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トップページとぼやコラをリニューアルしました。更新しやすいのでブログにしたんですけど、正しい設定方法や使い方をまだよく分かってません。なのでしばらくは調整しながら更新してゆくことになると思います。トラックバックとかも、いまだどーゆうものなのかちゃんと分かってないので、もしマナー違反とかしてましたら教えてください。

phL_091006oka.jpgともあれこれでなんとか写真入りの「ぼやコラ」が復活できます。なるだけちゃっちゃと更新して行く心づもりでおりますが...(大丈夫か?)。また、コメントも付けていただけるようになりました。あたしがブログに慣れるまで当分は試行錯誤すると思いますので、記事を消してしまう場合や不具合も多々もあるでしょうけど、テストのつもりで気軽にコメントなどしてみてください。

アクアリウムコーナーの掲示板は自動投稿ツールの洗礼を受け続けてたのでいったん外しました。いままで書き込みをいただいた皆さんには申し訳ないですけど、あちらもそのうち改装するつもりです。しかしこのページにカテゴリ別でヤド六や金魚の記事をどんどん書いて行ったら、アクアリウムコーナーは古物倉庫になってしまうなあ。どうするべえかねえ...まあしばらく考えますわ。

トップページ新装のために、ごそごそサーバー内を探索していたら、てっきり消えたと思っていた、ぼやノベ「金魚長屋」のログが残ってました。推敲してからまた連載しようかな...でも続きを書くのがタイヘンだなあ。そのほかサーバー代を捻出するために新製品情報などの紹介コラムもはじめます。もう必死です(;´Д`)。

てなわけでリニューアル後も「偏屈の洞窟」をどうぞよろしくおねがい申し上げます。
cave拝

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