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観光案内・絵ハガキ01 琴平参宮電鉄 沿線案内パンフレット
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昭和3年(1928)発行
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琴平参宮電鉄(琴参)のパンフレットである。縦175mm、横100mmの蛇腹折、片面8ページの体裁で、表面がカラー刷りの路線鳥瞰図。裏面が紺1色刷りの沿線観光案内になっており、奥付に昭和3年1月25日発行とある。
参宮電鉄とあるように、香川県の琴平には金刀比羅宮があり、金毘羅詣での客で賑わう。そのため終点の琴平に、最盛期には、国鉄を含め四本もの鉄道が集中するという、非常に珍しい鉄道網が生まれたところである。 琴平参宮電鉄(琴参)は、丸亀〜琴平が大正12年、善通寺〜多度津が大正13年、丸亀〜坂出が昭和3年の開業である。このパンフレット発行の昭和3年時点には、昭和2年に開業した琴平電鉄(琴電/高松〜琴平)がやや南を走っていたはずだが、ご覧のように、太い赤線で示された琴平参宮電鉄(琴参)の他には、国鉄線しか記載されていない。点線で示されている坂出〜高松の路線は延伸計画線(未成線)かと思われる。もうひとつの鉄道、琴平急行電鉄(琴急/坂出〜琴平)が開業するのは、2年後の昭和5年である。
なお、琴平参宮電鉄(琴参)の鉄道・軌道路線は、昭和38年に全線廃止された。 |
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2004.09.29
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