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金魚が孵化しだしてから早、三ヶ月だ。30cm級の母金魚は、というと相変わらず産卵を続けている。どういうカラダをしとるのだ。孵化は五次にまで渡ったが、こちらももう対応できなくなり雄を分けた。初回産卵の稚魚はすでに体長4cmを超えて、金魚掬いのもの位になった。あとのものはおおむねメダカ大に近づいている。
デスクボーイ水槽は稚魚の成長とともに手狭になり、水の汚れも進行が早くなった。それとともに昇天する弱い個体が2、3出てきたので、特に大きなものから本水槽に移しはじめた。だいたいネオンテトラくらいの大きさになった個体を目安にして現在6匹移した。稚魚水槽に残っている数が20匹弱である。最大時には100匹近くいたはずだが死骸を掬い上げたのは5匹に満たないので、共食いなどで淘汰され生存率は20%と言ったところか。厳しいものだが、こちらにとってはややありがたくも思う。しかし、現存の20数匹がそのまま無事成長するとなると、75cm水槽だけでは対応できなくなる。なにせ御老体とはいえ30cm級が健在なのだ。
先日友人が訪れ、水槽を後ろに歓談していたのだが、彼は「これはもう金魚というより、鮒だなあ」と言った。またある主婦は、「まあ、素敵な水槽。だけどこれ…ひょっとしたら金魚ですか?」だと。確かに外部フィルター2台設置、水中型簡易濾過装置2台設置、流木にミクロソリウム、ガボンバ、ウィローモスの本格水槽に、大小はあれど、金魚掬いで持ち帰った金魚が泳いでいるのは、普通では無いのかも知れない。
まあ、今から考えているヒマは無いので、どうするかは後々考えることにしよう。いざとなれば60cm水槽がまだある。しかし、何のために75cmに纏めた事やら…金魚には罪はないけれど。
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←成長株第一陣
広い75cm本水槽を気持ちよさそうに泳ぐ早熟の稚魚たち |
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2001/02/18 (Sun)
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