謹告


飼育生体の減少に伴い、「ヤドログ」の水槽飼育関連の更新記事は、
母屋:偏屈の洞窟 の「ぼやキン」カテゴリーに追加させていただいてます。
     ↓

ぼやキン


新しい飼育環境が整うまで、当ブログはアーカイブコンテンツとしてご覧ください。

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なお当欄の全過去記事の目次は ...
     ↓
金魚と淡水魚の飼育
オカヤドカリの飼育
ヤドカリと磯の生き物の飼育

... にあります。

どうぞよろしくおねがいいたします。管理人敬白

まいどです。永らく放置してます当欄ですが、あまりにも放置のしっぱなしなんで、ひょっとしたら caveんちの水槽、全滅してるんちゃうか? と心配されてるお方もおられるかもしれません。諸事情ありまして、今ちょっとサイトを更新してる余裕がないんですけれど、飼育水のほうはいちおうキチンと更新してきましたんで、淡水・海水双方とも、全住人ナントカ健在なのであります。

つうわけで、本日メンテの折に撮りました皆の写真をご覧いただき、メンバーの健在だけでもアピールさせていただこうかと。で、また当分の間、潜航させていただく所存です。それから海外よりのコメントスパムが酷かったので、現在コメント不可設定にさせていただいております。あしからずご了承のほど。


まずは拾丸殺しの下手人、清正の近況写真から(以下写真は2011.02.12撮影)

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▲清正がやってきたのは2007年の10月だったから、もう3年4ヵ月も経ったのか。まだ30cmには達せず。一匹暮らしで性格がフテクサレもんに変わった。


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▲おひろいを追い回したあげく、セパレーターに引っ掛けて自業自得の口部複雑骨折のツラ構え。メシを喰うのには支障無しだけどヘンな顔に。新種と間違われたらオモロイのになあ、ねえ中坊センセ。


おつぎ、海ヤドのいないデスクボーイ海ヤド槽

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▲お吟婆もヨレヨレながらもしぶとい。2006年4月採集だから、もうじき来宅5年ですわ。


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▲去年は、ほぼ真っ白透明の白髪婆状態だったけど、最近ほんの少し茶色味が戻ってきたような...しかしこの水槽、褐虫藻いるんやろか。


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▲ウニどんも来宅5年。お吟婆とウニどんにはこのところ、配合飼料の「ザリガニ・ヤドカリ・カニのえさ」しか与えてないです。ウニがまったく海藻喰わずに生き続けられるとは意外な発見です。


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▲ケヤリくんも健在。こいつお吟婆とウニどんより古顔なんだけど、けっこう長生きするもんだなあ。


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▲アカニシ君は写真の撮りにくいところに居座ってたので、去年の12月1日に撮った写真を載せておきましょう。ウニどんより大きくなってます。メシ与えるとどんどんデカくなるので食事は月に一回のみ。でも一日にアサリ6個一気食いです。


てなところで簡単なオールメンバーの近況報告でした。オカヤド舎は空家のままであります。首尾よく運べば初夏あたりまでにサイトを改修して飼育日記再開できるかもと目論んでおるところなんですが...さてねえ。お願いだから首尾よく行って欲しいなあ諸々(cave拝)

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アカニシ君はオランダ優勝を予言。レフェリー沖識名 もとい お吟婆(10.7.11撮影)

本日はワールドカップ南アフリカ大会の決勝日。ドイツ西部オーバーハウゼン水族館のタコ「パウル君」がドイツ代表の7試合すべての結果を的中させて話題なもんで、ウチでも予言貝(?)の赤西君に、およそ10日ぶりのアサリを与えて、勝敗を占ってもらった。

まあ、うっとこの場合、アサリに国旗をつけるほどの予算はないので、あたしが適当に決めて、超空きっ腹のアカニシ君が二個目に喰ったアサリを優勝チームとした。パウル君はスペインの優勝を予想したそうだけど、アカニシ君は迷わずオランダアサリを選択。それも速攻で。やっぱり単に腹が減っているだけのヤツは頼りないなあ。さて、予言を的中させるのはパウル君か、それともアカニシ君なのか?

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サッカーより、ただただ空腹という感じでがっつく赤西君。デカくなったのでアサリが見えん

本編:ヤドカリと磯の生き物の飼育

菌脈、絶える

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不死身の拾丸もついに体力が持たなくなったか...
このときはまだ口パク状態だったが、こうなるともう...(2010.6.14 8:53撮影)

今朝、遂に拾丸が清正につつき殺されてしまいました。昨日午後に換水したときは、ふらふらしつつも通常通り泳いでいたのですが、朝起きたら転覆着底で虫の息でした。あわてて仮のセパレーターを設置して二匹を分けましたが時すでに遅し。2時間半後の午前10時30分頃、おひろいは息絶えてしまいました。ウロコが数枚剥がれ落ちていたところを見ると、昨晩、清正のそうとう執拗なアタックがあったもようです。連日イジメ続けられてグロッギーな状態が続いていたのですが、まあオスメスの営みですから、あまり介入するのもなあと心配しつつも傍観していたのが仇になりました。これでとうとう東王以来の当家歴代の菌魚の血脈も絶えてしまったことになります。しかし金魚の生態系全体からすれば良かったのかも...。とりあえず速報です。

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こいつが、こいつが拾丸嬲り殺しの下手人(下手魚か)清正です↑(2010.6.14 8:59撮影)

のんびり進行で恐縮です〜。前回、もったいぶった尻キレ方をしたので叱られてしまいました。どうもスミマセン。でもまあ、ゆっくりと続けさせていただきます〜。

お話のつづきの前に、ひとつご報告を。清正の追っかけ、拾丸の逃げ→激突は、本日もあいかわらず繰り返されておりますが、最近になって時々、水槽ガラスにタマゴのようなものが付着しているのが確認されるようになりました。ビッググランドマの東王や、おひろいの母親のジャンボの時のような丸々ぷちぷちの健康なタマゴがどばっと大量に!!じゃなく、小さく萎んだ白濁タマゴがほんの少しだけなんですが、よく見ると確かにタマゴです。まあ見るからに孵りそうにはないような代物がちょっぴりだけですけどもね。

しかし、これで晴れて拾丸はメスであることが判明。清正の追っかけも、イジメじゃなくて正しい繁殖行為だったわけです。なもんで、もはや水槽の仕切りは撤去。よほど拾丸の体力が減退しないかぎりは、放っておくことにしています。本能つうか遺伝子の命令ですから。過去の経験からして、現状のおひろいの痩せた白濁タマゴから稚魚が孵りそうな感じはしないので、お世継ぎが育つことも早晩はないと思われます。まあ健康優良な有精卵が目立つようになったら、稚魚槽を用意しますわ。

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↑あっちゃへ行くには、ココがキモやな!(写真はすべて09.11.29撮影)

さて、前回のつづきです。仮普請の仕切り板の端っこを観察していた清正ですが、のんびり休息するおひろいの姿に、とうとうリピドー爆発!。端っこに口先を突っ込んでバリケード粉砕の暴挙に出たのであります。これ、正規品のセパレーターなら、外れてしまうだけでどうってことなかったのですが、なんつっても代用品。大きめの穴に口先を引っ掛けてしまって驚いた清正は、思いっきり体を振ってしまったようです。

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↑う〜ん、この小さな穴では通れんしなあ...

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↑よっしゃ、決めたデェ! この端っこで一か八か、GOや!
......グキッ!!

なにせ25cmをゆうに越える体ですからパワーは相当なもの。グキッ!!と音がしたかどうかは聴いてないんでわかりませんけど、次の瞬間、清正大暴れ。しばらくはしきりに首を振っていましたけど、少しして落ち着いてからよく見ると、口先はボロボロで大きな血豆をこしらえてしまいました。



↑仕切りはこういう正規品を使いましょうね
この時にはまだ骨折だとは思ってなかったので、傷に拾丸の水生菌が感染しないよう、気休めながら殺菌剤を投入したのみで様子を見ていました。しかしオモロいもんですな。金魚にもショックと気落ちがあるのが如実に観察できました。あんなにブイブイ乱暴に泳いでいた清正が、まったく動かず、まる三日ほどもショボーンと佇んでました。なので仕切りを撤去しましたが、拾丸を追う気力まったくナシ。サカナには痛覚が無いと聞いてますけど、かわいそうになんだか痛そうにしてましたよ〜。口吻折れて興奮てか。もっとも三日後にはまた元の清正兄さんに戻りましたけどね。

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↑事故直後の清正の裂けてしまった口吻。この時はまだ大したことなかったのだけど...

はじめはただの外傷と血豆だと思ってたのですが、時が経つにつれ、複雑な骨折をしていることが判明しました。今や清正は口を大きく開くことができず、横から見るとサケ・マス類のような憎々しい面構えになってます。チンピラ顔にますます拍車がかかってしまいました〜。その写真はまた...つづく、と書くと今回も叱られそうなんで書きません。それでは、おあとがよろしいようで...。

本編:金魚と淡水魚の飼育

磯の40話。本日、ひっさ〜びさの海水換えをしました。なにせあんよ出して歩くイキモノがゼロなので、毎日観ていても弱っているのやら、水が汚れて苦しんでいるのやら、サッパリ判断がつきません。でもま、腹が減っているや否やは分かります。空腹になるとアカニシは水槽中をウロウロ探索しだしますし、ムラサキウニは石ころや貝殻を拾って喰いだします。そんでもって、イソギンチャクはショボーン(笑)。

適当ながらハブラシで、デスクボーイ水槽をちゃっちゃと擦って写真も撮りましたんで、この記事を書きはじめたんですけど、ハードディスクを見るに、1月に撮ってまだ載せてない写真が残ってましたんで、恐縮ながら今回はそっちを先に掲載させていただきますわ。いや、メンバーも情景もほとんど変わりませんので黙ってリゃ同じなんですけどね。

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これより三役揃い踏み(10.01.22撮影・以下同日)


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↑カーリー軍団を従えてる親分のように見えますが、
 ケヤリくん、ハッキリ言って圧倒されてます。

というわけで、1月22日の海ヤド槽です。こうやってメンバーが同じフレームに収まることはなかなかありませんから載せときたかったんです。あ、ケヤリ君は別カットで我慢してね→。

さて上のカットは赤西君がアサリの食事に取りかかったところです。ニオイを感じるのか、ウニどんも偵察にやってきました。お吟婆は、あたしのピンセット給餌待ちです。ピンセット給餌でカニやホンヤドに手渡ししてやった頃が懐かしいですな。でもイソギンやウニもちゃんと受け取ってくれるから、やりがいはありますけどね。

ピンセット給餌がもどかしいのがアカニシです。生きたアサリやシジミには敏感で、即直行するんですが、冷凍シーフードだと鼻先に置いてやってもキョロキョロして反対に行ったりするんですわ。まあ水流のせいでニオイの出所がわからないのかもしれませんけど。そうしてるとウニどんが先に拾って、例の「アリストテレスのあそこ」あたりに収納してしまうんです。食べ遅れた赤西君がウニどんから奪取を企てるんですが、トゲでハンドオフして防ぐ、というのがいつものパターンです。

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お〜い、アンタ二個目やろ、儂にもおくれ。ごっつ腹減ってるねん!(ウニどん)
いつも臍んとこに隠して、全然わけてくれへんのに、よう言うわ。(赤西君)



↑愛の証やて?

↑ンマ〜!?

ところがこの日の投入は活アサリのみ。立場逆転です。空腹のウニどんが食事中の赤西君に擦り寄ってます。ウニどんの口をみてくださいな。サンゴ砂のかけらや巻貝を拾ってしゃぶっとります。よっぽどお腹グ〜なんでしょうね。そんでもって赤西君の食べてるアサリが上のスリーショットのと柄が違うのがわかりますか? そう、本日2個目なんであります。早いですよ喰うの。イボニシなんかはアサリの身をかなり食べ残しましたけど、アカニシは速攻で全部きれいに食べてしまいますんでベントス要りまへん。アサリの養殖業者さんはアカニシ見つけると真っ青、即逮捕、みそ汁行きなんでしょうねえ。

本編:ヤドカリと磯の生き物の飼育

金魚のつづき、清正追っかけ拾丸グロッギーの二回目です。えらい古いエピソードで恐縮ですがトコトコ続けます〜。
(写真はすべて09.11.29撮影)
pl_kin62_1.jpgう〜ん、なんか邪魔なもんができたなあ。おまけに俺の方が狭いのはなんでやねん!(清正)

さて、専用のセパレーターは物置の奥ですぐには出ないので、手元にあった適当な塩ビのパンチ板で仮に仕切ったわけですが、長さも丈も合ってません。丈の足りない分は水量を減らして簡単に行き来ができないようにしました。たわませて吸盤で挟んでいるだけなので塩ビの反発力で固定されているのみ。清正が本気で体当りしたらひとたまりもありませんけど、相手は畜生なんでと、なめてかかった次第です。まあ半日程度でも拾丸が追われることなく一息つけば、体力も回復するだろうという目論見でありました。

pl_kin62_2.jpgあいつ、俺がおらんので、えらいのんびり寛いどるがな、アタマにくるなあ〜

二匹が分けられたので、おひろいも徐々に体力を回復し、着底状態から離脱して、首尾はまずまずと思っていたら、アホのおひろいが水面を跳ねてオーバーネット。自ら清正のスペースに特攻着水したりして大変でしたわ(笑)。

pl_kin62_3.jpgここに隙間があいとるな。なんとかあっちへ通れんもんか...あ〜イライラする!

さて、拾丸を追えなくなった清正を観察していると、しばらくたって落ち着いたのか、なんとかお拾いの方に行く方法はないかと、いろいろ仕切りの探索をはじめよりました。その執拗さを見ていると、この追っかけ行為は単なるテリトリー争いではなく、繁殖がらみのリピドー衝動なのかなあと感じた次第です。やはり拾丸は不妊のメスである公算が高いですな。いや不妊というのは尚早か。いまだその気になってない大年増といったほうが正しいかな。

pl_kin62_4.jpgお、この端っこを押したら、むこうへいけるんと違うか?!
...と思ったのが清正一生の不覚となったのだった。

仕切りの向こうでゆらりゆらりと休息する拾丸を見ているせいか、徐々に清正の感情が高ぶりを生じ始めたようで、そのうちに塩ビ板の下を抜けようとしたり、約5mm経のパンチ穴を突っついたり、板の端の方を押してみたりしだしました。そうこうしているうちに事故が起こったのであります!(つづく)

本編:金魚と淡水魚の飼育(もくじ)

磯の39話です。さて最近の海ヤド槽にはこれといった話題がありません。ただ淡々と時が過ぎて行くばかりという感じですね。強引にご報告するとすれば、タイトルに書きました「巨大化する赤西君」でしょう。赤西君なんて書くと別スジの人が検索して来て叱られるかもしれません。正しくは赤螺(アカニシ)君です。今回はそのアカニシ君の近況を。

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威風堂々というか把瑠都関というか。ベントス不在で水槽汚ねーなあ(10.03.09撮影)

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来たときゃこんなにオチビさん(08.05.20撮影)
このアカニシ、過去記事をご覧のかたはご存知の通り、スーパーで買って来たアサリパックに混ざっていた巻貝を、海ヤド槽にポチャンと入れたのがおつきあいの始まり。2008年の5月12日のことでしたから、そろそろ滞在2年ということになります(34話:アサリに混じりてアカニシ来たる)。

来宅時はほんとうにおチビさんだったのですが、その後、弩級の強面ぶりを発揮してグングン大きくなり、8ヵ月後の2009年1月には、滞在4年半のイボニシ、アンダーテイカーと同サイズになったあげく、先輩を食べてしまいよりました(35話:イボニシVSアカニシ)。

同じアッキガイ科とは言え、イボニシとアカニシでは基礎体力が違いすぎますな。アカニシは殻高20cm、殻径16cmくらいになる個体もいるそうですから、5〜6cmがせいぜいのイボニシとは土台勝負になりません。で、今はどのくらいの大きさになっているかと申しますと、小料理屋の突き出しにツマヨウジ付で出てくるバイ貝、あれの「大」くらいです。ヤド六が存命なら、もうそろそろ入れるかも、くらいの巨大さなんであります。

もはやウニどんやお吟婆を凌ごうかという体躯です。食欲も旺盛で、活きアサリなら標準サイズでも半日あれば3個は平らげます。でも普段はアサリなどは与えておらず、ウニどんやお吟婆と同じ冷凍シーフード片を食べてますから、常に腹を空かしています。だってアサリを喰ったあと、急に大きくなるのが見ていて分かるんでヤバイんです。冷凍の剥きエビなんかも丸ままガツガツ喰ってしまいます。

pl_umi39_2.jpg ということはですよ、こいつが存命のうちは、海ヤドデスクボーイ槽にヤドカリ類など、とても入れられないということになります。チビくらいの大きさなら捕まったら即アウト。貝殻の中に引っ込んでも35話のお食事風景で紹介した、あの長い口が侵入してきますから、まず助かりません。ですからアカニシ君とヤド・カニ・エビ類の共存は難しそうですね。入れるとアカニシのエサ扱いになってしまいますわ。もちろんアマオブネ以外の貝類もね。

ウニどんとは、あいかわらずエサの取り合いをしてますが、ウニにはトゲがあるのでアカニシに負けてません。イソギンには食物としての興味がないようで、お互い無視しあっているようです。まあ時々は活きアサリやシジミも入れてはやりますけど、殻高20cmになられても困るので、基本は餓死スレスレの栄養失調状態でいてもらおうと思ってます。デスクボーイ水槽って断面17cm×17cmしかないんですけど一体どうなるんだろねー。そんでもって春はアカニシの繁殖期だけど単体でもナギナタホウヅキ(卵のう)とか見られるのかなあ?

本編:ヤドカリと磯の生き物の飼育

「ヤドログ」なんてタイトルに変えた途端にヤドカリがいなくなってしまった当ブログ。仕方ないんで、むかし撮影したヤド六の未公開写真を中心に苦肉のヤドカリネタを展開して場をつなぐことにいたします。しかし、あらためて見返してみると、当時の試行錯誤中の飼育法とかが垣間見えたりして、なかなか面白いものではあります。もっと古い写真もあるんですが、とりあえず今回は2002年の9月20日に撮影したものを載せてみます。

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2002.09.20/以下同日撮影

このころからすでにデスクボーイです。シンプルな水槽風景ですねえ。2002年といえばヤド六来訪から3年目の夏ですね。写真を見ながら、ちょっと当時の飼育環境のチェックをしてみましょうか。使用している砂は「中目のサンゴ砂」でしょうか。砂の量が少ないねえ。弁解すれば潜るときは左隅のちょっと深いところを使いな!というつもりだったんでしょ当時の飼育者は(笑)。現在ではほぼ禁じ手となった感のある「水槽内ガジュマルハイドロ栽培」をやってますね。ウチの真似をして潜って溺死してしまったちびヤドカリさん達には申し訳ないことをしました。深く反省しておりますです。みなさん、もう真似しないようにね。ガジュマルは別に育てて、一輪挿しで与えるのが吉ですよ。

pl_oka61_2.jpg夏ですから天井はアルミパンチ板仕様ですね。これは最近でも使ってました。錆びないしオシャレに見えるし、なかなかいいアイデアだと思ってます。しかしヤド六も初々しいですねえ。まだティーンエィジャーってな感じですな。雲梯して元気に遊んでます。

pl_oka61_3.jpgこのころは湿度計がまだありませんね。温度計も金魚用の転用だし。底砂は適当に湿らせているんでしょうけど、天井がパンチ板だし、ほとんど水槽を設置してる室内と変わらない環境ですね。日本の夏は湿度がかなり高いですから、エアコンの冷え過ぎと乾燥にさえ気をつけていれば、こんなもんでオーケーでしょう。永らくヤド六を飼ってみて、ムラサキオカヤドカリは乾燥にはそれほど弱くないなと思いました。湿り過ぎて雑菌が繁殖するよりはドライのほうが清潔でまだいいかもです。ただし水場は常にキッチリ管理してやることが必要ですけどね。このガジュマル、ヤド六の眠ってるプランターに今も繁ってますわ。8年間喰われ続けた割にはデカくなったもんです。

pl_oka61_4.jpg天井で遊んで小腹が空いたのか、メシ喰ってます。この餌用の皿も最後まで使いました。理化学用品の陶製実験皿です。ヤド六、ちゃんとこの皿のことは覚えていたようでした。買いかぶりかな?

まあ、飼育環境としては、砂の量が少ないとか、あまりオススメできるものじゃなかったですけど、インテリア水槽のレイアウトとしてはまあまあシンプルで美しかったですね。夏季であれば、これでも大きな問題はなかったと思います。では今回はこのへんで。

この写真のころの本編記事:16話 ガジュマル大好き!

さてまた更新が滞りました。サクサクいきたいもんですがなかなかねえ。ええと、話題は昨年11月にプレイバックしまして、追っかけ騒ぎの末に、清正の口が複雑骨折にいたりましたお話の一回目であります。

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↑清正の拾丸イジメは延々と続く(09.11.16撮)
アタマが良くて気の荒い外様金魚の清正は、年がら年中、阿呆で気弱な拾丸を追いかけ回しております。拾丸はいっさい無抵抗で追いかけられると闇雲に逃げるばかりなんでありまして、それも水槽の端というものをいっさい考慮に入れずに一気に走るもんですから、ガラスにまともに激突するわ、ストレーナーやエアパイプに体を擦り付けるわで、ウロコをペラペラ剥がしつつ全身キズだらけになってしまいます。まあ目玉が白濁してるんでよく見えてないんでしょうけども。まったくかつてのオヤジJRと同じですわ。

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↑昼ばかりか深夜までも一日中追い回され続けた拾丸は水槽内設備をぶちこわしながら
全身傷だらけのあげく着底。ゼイゼイ〜もうあかん。(09.11.29撮/以下同日)


おひろいは当家代々の遺伝子を受け継いだ菌魚なもんですから、カラダにキズが付くとすぐに水生菌に感染します。なもんで清正の狼藉は困ったものなんですが、まあ金魚の生理でやってる追っかけですから、こちらがとがめるのもちょっとおせっかいが過ぎるような気がして傍観しておりました。

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↑見てよ、この酷いズルムケ状態!まるで狛犬やなあ
しかし11月29日の清正の執拗な追っかけの結果、おひろいはボロボロのズルムケになって、ついに水槽に着底の憂き目に。体力を消耗しつくして虫の息になってしまいよりました。まさに金魚のマグロ状態(笑)。そんな無抵抗の拾丸にも、清正の執拗な追い打ちは止まりません。「こりゃこのまま放っておくわけにはいかん!」と飼い主も重い腰をあげ、仮普請ながら水槽を仕切りで分割して、拾丸と清正をひとまず隔離することに決め、セッセと仕切りの設置作業にかかりました。

わが家には旧海軍兵学校時代に購入した水槽用セパレーターがあるんですが、物置の奥にしまいこんでしまったので、すぐには出ません。しかしパンチ穴のあいた透明塩ビシートなら手元にあったので、取り急ぎつうことでそれで代用しました。サイズも水槽に合ってないのですが、ちょっと撓ませて吸盤で仮止めして設置完了。しかしこの急遽代用した塩ビのパンチ板が、のちの清正の口部複雑骨折の原因になってしまったのであります。

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↑とりあえず二匹の分割はできたけれど、清正は引き続き拾丸を追いかけるべく
仕切りへの体当たりを目論んでいる。頼りない仮止めなんで大丈夫かなあ。(つづく)

本編:金魚と淡水魚の飼育

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