金魚の追っかけ 困ったもんだ。

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何がキッカケになるのか知らんけど、とつじょ清正が拾丸を追っかけだす。
罪のなさそうな清正の目がかえって怖いw(09.11.16撮)

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...ときて、あげくの果てに ゴーン!だ(;´Д`)↑
ウチの金魚水槽には四季がない。それというのも東王以来の菌魚の血脈を、拾丸がバッチシ受け継いでいるからで、水温は年中28℃以上をキープだし、何度も繰り返さなければならない投薬に備えて、底面濾過も底砂もとっぱらってしまったし、水は毎週一度半量は換えないと発病するから、常にピッカピカに近い。水草も申し訳程度に吸盤でガラスに貼り付けてあるだけだから、アオコも湧かぬ。これ、金魚にとってはかなりストレスの溜まる環境だと思うんだけど、こうしないと拾丸が持たないのは、永い経験により得た結論なんで仕方ないんですわ。

しかして後からやって来たごくフツーの金魚、清正にしてみりゃ、殺風景な水槽にアホで病弱な兄貴分がぼーっと泳いでいるだけだから、そりゃ不満も感じようし、ストレスも溜まるこったろう。そのせいか清正の成長につれて、突然拾丸を追い回す時期がときたまやってくるようになった。これ、繁殖のサカリなのか、単にテリトリーを誇示しているのかはよく解らないんだけど、おひろいがあまりにも大人しいもんだから、いつも清正の一方的なイジメになってしまう。

いままで、何度も金魚に繁殖をさせて来たけど、あたしは情けなくもいまだに金魚のあそこを見て雌雄の判断ができない。でも、これだけ追い回されても拾丸は産卵しないから、メスではないと考えざるを得ない。今までにも同様の一方的な追い回しの状態はあったけど、いちおうメスはそのたび産卵してたからね。現状では拾丸も清正も追い星が全く出ないから、両方ともがメスのケースも考えられなくはないけれど、清正の一連の行動はいままでのオスの繁殖行為と一致するから、多分二匹ともオスなんだと思っている。ま、拾丸が不妊症のメスという場合も考えられなくはないけど、やっぱりオネエMANなんでしょうね。

拾丸は体格もアフォさ加減も菌魚ぶりのすさまじさも、故オヤジJRにそっくりなのだが、そのオヤジJRは曲がりなりにもにメスを追い回していたからねえ。あんまり似て来たので最近では、拾丸の父さんは、段平の精子をはねのけてオヤジJRが勝った結果なんじゃないかと疑っているくらいだ(49話:クスリの功罪 他参照)。もし二匹ともがオスなのだとしたなら、拾丸のこの無抵抗さは見ていてこちらがイライラしてくること甚だしい。先々代のオヤジとオジサンは、オス同士で毎日激しいバトルを繰り返して、お互いボロボロになってたのだけど、あの教練は見ていて微笑ましく思ったもんだ(32話:海軍兵学校、その後 参照)。やられたらやり返すスピリッツがあったからね。

pl_kin59_2.jpg今の二匹の場合は、あまりに一方的なので見てて目を背けたくなる。おひろいは鈍くて、逃げると必ずガラスに激突する。土人くちびる(NG用語?)がますます酷くなるうえ、脳震盪のようにふらふらになってしまう。清正はそんなことも一向にかまわず追い続けるから難儀なのだ。これ普通のメスならガラスを避けてくるくる回って逃げ、機が熟すとちゃんと停まって産卵と放精が行なわれるのだけんど。清正は拾丸より二歳も年下だし、情けないったらありゃしない。この水槽に清正が来たとき、拾丸が喰う気になれば喰えたくらいなのになあ。まあ普段はけっこう仲良くしてるんだけど。

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「もうオイラ疲れたもんね、脱力〜ハアハア(拾丸)」
「しかしオンナってこういうものなんかなあ???(清正)」(09.11.16撮)

深夜、水槽で30cm級金魚の跳ねる水音が聴こえたと思うと、必ずしばらくして、ドン!という鈍くて重い激突音が住戸に響くのだった。なので水槽の底には毎日1〜2枚、おひろいのウロコがはがれて落ちている。このペースだとそろそろ全裸になってもいい頃なんだけど、ウロコってまた新しいのが生えて来てるのかな?

本編:金魚と淡水魚の飼育

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このブログ記事について

このページは、cave(管理人)が2009年11月17日 20:00に書いたブログ記事です。

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