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―同居5ヶ月経過―
←知らんぷりを装いながら、おひろいの「あそこ」付近を目指してそ〜っと近づく清正。拾丸の方も、気づいていないふりを装いながら「そろそろ来やがるな、あの馬鹿…」と逃げる心つもりで身構えているのだ。金魚の顔つうのは表情の変化に乏しいが、それだけに普段と違うちょっとした緊張感が水槽に漂うから、見ているこちらも、「ほう、それでどうする?ご両人」という感じになって、みんなが少しずつ緊張しているのだ。おもろい。
(08.03.22・以下同日撮影) |
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←清正は拾丸の腹部にじゅうぶんに接近すると、タイミングを見計らって「あそこ」を突っつこうと若干泳ぐスピードを上げる。と、その動きにシンクロするように拾丸も同様にスピードを上げて逃げ始める。二匹が一連の流れとなった非常にスムーズな同期加速だ。君らVVVFインバータ制御か(笑←注:電車のたとえ)。 |
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←そして両者は一定の間隔をキープしながらどんどんスピードアップして水槽中をグルグル回ることになる。そうなると世間知らずのうえ、視力も低下している拾丸に勝ち目はない。敏捷で的確にターンして局所をピンポイント攻撃する清正に追われるがまま、無闇に速度を上げて水槽ガラスに思いっきり激突!当家の居間に鈍い打撲音がこだまする。 |
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←一回戦が終了すると、インターバルに入る。運動のあとなんで二匹とも結構「ハアハア」言いながらクールダウン。 |
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←局部をつつかれるのを嫌ったおひろいは、できるだけ腹部を隠せるスペースに身を置くようにして予防しているのだが、そんなセコい工夫など清正はものともせず、鼻歌まじりで顔を突っ込んで行くのだった。 |
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←でもって二回戦終了。しかしですね、このバトル、いちおうサカってはいるもののまったく繁殖行為には至っていないのでありまして…つうか、清正は図体ばかり大きくなってはいるけれどまだ満一歳にもみたないガキだから、まだ未成熟なのでありますよ。菌魚のおひろいにとっては病体なのに激しい運動を強要されて、非常に迷惑なご様子です。ハイ。 |