おごぶさたでございます。もう弁解はいたしますまい。今回はとりあえず、さらりと当家金魚どもの経過をご報告しておき、次回からの定期更新(?)の体勢の足掛かりにしたいと思います。溜めた分の利息は払いませんのであしからず(笑)。撮影した写真は膨大な量になりましたが、いちいち載せてもいられませんので駆け足のダイジェスト版です。しかしま、清正はドカンと、拾丸はじんわり大きくなっただけで、特に変わりなんかないんですけどね。
延々サボっているうちに、当家の一粒種金魚の拾丸は孵化後3年半、途中で養子にやってきた清正もデビューからはや1年半になろうとしています。どちらも元気にすくすく成長と言いたいところなんですが、すくすくというより爆成長しているのは清正のみで、おひろいのほうは、あいかわらずずっと病気との闘いですわ。なので金魚水槽は常に拾丸の体調に伴った換水と投薬、水槽セッティングに追われていて、元気な清正は放ったらかしのままでなのでありました。
一年半も同じ環境に暮らしていながら、かたや一向に病気が回復せず、一方はピンピン成長しているということからして、やはり拾丸の菌魚ぶりは、祖母の東王から連綿と受け継がれたわが菌魚一族の血脈遺伝によるものと断定せざるを得ません。少しの刺激で驚いて逆上しガラスに強烈な激突を繰り返すと言う習性や、常時目玉真っ白でそこらじゅうボロボロ綿かぶりの症状は、あのオヤジJRに瓜二つなのであります。おまけに体型もオツムの働きも似ていることから、拾丸のテテ親は絶倫だった段平ではなく、日陰者オヤジJRであった可能性がますます濃厚になりつつあります。
一方の清正は、わが水槽において、はじめて流入してきた他家の血をひく金魚であります。拾丸と同じ飼育水、同じ食生活の日々を永らく過ごしてきたのに頗る元気。拾丸の病気が伝染する様子もありません。そうしてとうとう2年先輩の拾丸を凌ぐボデイサイズに育ってしまいました。今もさかんに拾丸を追い回していますが、どうやらやっぱり拾丸はオネエMANのようなので、いまだ繁殖の兆しはありません。まあ清正の勘違いなのか単なる縄張り争いなのかは知りませんが、追われる一方のおひろいの顔面崩壊がますます酷くなってきたので困ったもんです。
清正の成長でデカイ金魚が2匹揃ってしまったので、最近は水槽に入れていた水槽ポッドなどの用品はすべて撤去し、左右の奥の角にヒーターや水中ポンプ、ストレーナーなどをコンパクトに縦配置して、とにかく水槽を広く使えるセッティングに変更しています。水草も束のまま吸盤に結わえてガラスに貼り付けるやり方で設置しますから、砂や小石のたぐいはひとかけらも入れていません。なもんで現状は非常にシンプルな「なんもなし」の水槽環境になっております。
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