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↑このイボニシVSアカニシ、何回目だったかなあ。たぶん三回目のバトルです。
このときもアカニシが優勢のようですが、見ただけではどちらが攻めているのかよく解りません。
消化液か何かが多量に分泌されて水槽に流れます。このときも間一髪で手遅れ寸前でした。
(08.11.23撮) |
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磯を訪れることもままならないまま、また時間が経過してしまいました。したがって新たに当デスクボーイ海ヤド槽の住人に加わった新顔もおらず、お馴染みのメンバーが地味〜〜〜〜〜に日々を過ごしているのみなのです。デスクボーイではあいかわらず水温変化の激しい過酷な環境が続いております。歴戦の強者である住人メンバーもさすがに寄る年波には勝てません。2008年の9月末には水槽唯一の生き残り海ヤドでありましたホンヤドカリのチビが、ゆっくりゆっくりと力尽きました。そして今年に入り1月には、肉食巻貝のイボニシとアカニシが岩陰の死角でディープキスを敢行。発見が遅れたため、古株イボニシのアンダーテイカーが哀れあえなく敗死してしまいました。かねてから再三喰い合いバトルを繰り返し、飼い主が気づくたびに急いでひっぺがしていましたのですが、アカニシはやはり一枚上手でしたね。つうわけで前回更新からほぼ9ヵ月が経過しましたが、ご報告できるニュースはこれくらいしかありません。したがってウダウダ語ることもあまりなく…まあいつも同様、無闇にズラズラと写真を並べましたから、そちらをご覧いただきながら、とつとつコメントをして行くことにします。
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デスクボーイ海ヤド水槽の住人たち。 |
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↑来宅からおよそ二年半のホンヤドカリのチビ。
この水槽ではだいたい二年半がヤドカリ飼育の限界点になっている。
さすがのチビも徐々に活性が落ちてきたところ。2008.9.30没。
(08.09.02撮)
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さようなら、チビ。 |
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↑南紀白浜から採集してきたころは米粒のような大きさだったチビだが、
さすがに二年半も経つとそこそこ立派に成長した。でも同種の個体としては成長の遅い方だった。
前にあるのはアサリのワタだが、徐々に食欲が減退してついばむハサミの動きも鈍ってきている。
(08.09.02撮) |
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あいかわらずお盛んなお吟婆さん |
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↑ヒメイソギンチャクのお吟婆さんは、人工海水を交換するたびに必ずと言って良いほど産卵する。
ウチの水槽ではおよそ20日置きくらいで交換するから、月一ペースでタマゴをバラ撒いていることになる。
産後は毎回かなりぐったりしてしまうから、産まなきゃ良いのにと思うのだけど。
(08.11.24撮)
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←人工海水の交換を刺激にして産卵の引き金が引かれるもようだけど、こっちはメンテ直後に水槽を汚されることになるわけで、非常に迷惑してるんだけどなあ。お吟婆の穴蔵の天井でアカニシがお昼寝中。
(08.11.24撮) |
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←お吟婆のまき散らした無数のタマゴがケヤリくんのパラボラにも引っかかる。で、あんた喰ってるの、これ?
(08.11.24撮) |
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アカニシとイボニシ |
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↑わが家のアクアリウムにおける急成長ランキング2位はアカニシくん。
1位の座は金魚水槽の清正に譲るものの、喰うわ喰うわ。
「シジミなら立て続けに3個はちょろいぞ」
(08.07.19撮) |
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←自分に割り当てられた冷凍シーフード片をちゃっちゃと平らげてしまうと、必ずウニどんの取り分を強奪にかかるアカニシ。ウニどんもトゲを振り立てて必死のハンド・オフ。アカニシの貝殻先端から伸びているのは水管で、脚の間から覗いているのが口のようだ。口なのか食道なのかは知らないけれど。
(08.10.19撮) |
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←エサは十分に与えているにもかかわらず、散歩の途中に肩が触れると、必ずガンツケからの喰い合いになるアカニシとイボニシ。しかし最近のイキオイを見ていても、普段の生活態度を見ていても、どうみても大人しいアンダーテイカーの分が悪そう。この写真のバトルは三回戦のもよう。四回目までは飼い主が早期発見して両者をニュートラルコーナーに分けたので生命は無事だったが、五回戦は岩の裏側で行なわれたため、アンダーテイカーが敗死してしまった。
(08.11.23撮) |
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←上写真のバトルをひっぺがして分けた直後のアンダーテイカー。ああ出てきた、無事だったぁ〜〜の図。一瞬遅かった!殺られた!と思って諦めたのだけど復活してくれました。バトルのあとは水槽中に粘液質の分泌物が漂う(写真右の白いもの)。剥がしたあとを貝を見ると、アンダーテイカーはかなり奥のほうまで引っ込み蓋をして耐えていることが多かった。やはり攻めているのはアカニシのようだ。レイシガイとイボニシは4年間一度も干渉しなかったのだが、アカニシは両者より種的に少し縁遠いのだろう。
(08.11.23撮) |
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←シジミ、二個目に取りかかり中〜〜。のアカニシです。
(08.11.30撮) |
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お約束の人別帳&過去帳です。 |
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↑2008年、大つごもりのアンダーテイカー
この日はなぜかゴキゲンだったなあ。
(08.12.31撮)
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住人覚え書/2009.4.6現在
●06年春入居者(2006.4.18採集)水槽在住 約3年
・ヒメイソギンチャク:1(お吟婆)←種名はテキトーなのでご注意
・ムラサキウニ:1(ウニどん)
・アマオブネガイ:1(アマオブネA)
●08年春入居者(2008.5.12/スーパーの活アサリパックに混入)水槽在住約11カ月
・アカニシ:1
●いつ混入および発生したかわからん入居者
・ゴカイ類:大小各種無数(採集・混入日不明/どう代替わりしたかも不明)
↑「ケヤリの仲間君」もこちらに含む(こいつらはいちおう最古参カテゴリ内の存在)
・カーリー軍団:(セイタカイソギンチャク?)無数この1〜2年に顕著
●過去帳(2008.7.11以降/確認できたもののみ)
・没 チビ(ホンヤドカリ)08.9.30没 老衰?。
2006.4.18南紀白浜にて採集 水槽在住約2年半。
・没 アンダーテイカー(C型イボニシ)09.1.6没 アカニシに補食される。
2004.7.18南紀白浜にて採集 水槽在住約4年半。
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↓アンダーテイカーの貝殻は、
将来やってくるであろう海ヤド君の上物の住処になってくれそうだ。
(09.01.08撮)
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2009/04/07 (Tue) | |