レトロガラクタ偏故洞
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ガラクタ懐古趣味・偏故洞

広告燐寸箱25 喫茶店 京都 階上ハヤシ喫茶室

昭和30年前後(1955頃)


う、大胆なフリーハンド。白地にスミ線と金アカ文字のみのシンプルなデザイン。
左下のテーブルは、モダンな形状ですな。前円後円卓(笑)。後円部中央の丸は灰皿か?。ゆかはチエックのタイルだったようで。柱もアール・デコ風。観葉植物もお洒落。
それは良いとして、上の絵はなんだろう? 店のテラスの形状なのだろうか?この絵だけは、何が描いてあるのかさっぱり解らない。楽器の一部分? なんか握りやすそうだし。厚みがあるねえ。三列の格子模様はタイル?滑り止め?まさか線路じゃないだろうしなあ。う〜ん何だろう。気になるなあ。見れば見るほど異様な物件である。
そう思って眺めていると、その絵のええ加減さに段々ハラがたってきた。いや、絵だけではない。店名や住所もペンの走り書きではないか。とはいえ、全体としては爽快な気分を醸し出しているから不思議なデザインではある。

京都の三条通り、鴨川と木屋町の間あたりのビル6階に、「京はやしや」という老舗の茶舗が経営する喫茶店があるが、オープンしたのは昭和42年とあるから、このハヤシ喫茶室がその前身なのかどうかはさだかでない。





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2005.11.03