レトロガラクタ偏故洞
駅弁当包装紙
05
駅弁当包装紙05
旧国鉄 東海道本線 京都駅 幕の内弁当(300円)
1972(昭47)年3月5日
私は京都生まれの京都育ちなので、旅の起点はおのずと「京都駅」ということになる。自分のホームグラウンドで、「名産弁当」を買っても仕方がないので、普通は京都では買わない。空腹に耐えきれず買ったとすれば、やはり無難にこの「幕の内弁当」ということになる。
しかし、この駅弁当を買った理由はパッケージ欲しさだと思われる。売っているほうも、そこが販促のポイントであった。なにせ日本全国「SLブーム」のまっただ中。駅や線路際の犬走りにはカメラと三脚を抱えたマニアがうろうろしていた。パッケージに魅かれて購入した輩は多かったと思われる。
この写真だが、昭和47年当時の東海道本線にC62形蒸気機関車牽引の「特急つばめ」など、すでに走ってはいない。弁当屋の企画部の「煽り」に、いとも簡単に引っ掛かっている私も情けないといえばかなり情けない。
福井駅 赤えびすしへ
網走駅 かにめしへ
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2001.11.01