新潟駅の幕の内「特製 御弁当(株式会社新発田三新軒 新潟営業所製)」。弁当本体の上にフィルムが被せてあり、その上にこの厚紙トムソン型抜きのパッケージがあった。価格の¥400の“4”の印刷がズレているところを見ると、300円から値上げしたのであろう。佐渡おけさにフェリーに市街地と橋の絵がある。このアーチの万代橋、昭和39年の新潟地震で大きな被害を受けた。橋げたが落下した昭和大橋ほどハデではなかったが、当時、新聞を見て大いに驚いたことを憶えている。最近よくあるカラー観光写真をふんだんに使ったパッケージにくらべ、こういうイラストのほうがよほど中身が旨そうに感じる。弁当は観光パンフレットじゃない、つうの。
さて、メーカーの新発田三新軒。調べて見ると現在は新潟三新軒と分社独立している模様。この「三新」とは、新発田・新津・新潟と新のつく3つの駅で販売していたことから付けた社名のようで、現在同社より販売されている「まさかいくらなんでも寿司(1,000円)」に、そのネーミング精神が受け継がれている。「ま」(鱒)、「さ」(鮭フレーク)、「か」(ズワイガニフレーク)、「いくら」と錦糸卵をこの順番に敷き詰めたものらしい。が、そのセンスについてのコメントは差し控えておく。 |