超久っさしぶりの「ぼやモノ」です。ネタはバンダイの「大人の超合金」シリーズ新作。第4弾の今回はダンゴ鼻の夢の超特急、新幹線0系なんだそうで。いままでアポロ11号やスペースシャトルエンデバー、小惑星探査機はやぶさとバンダイ得意の宇宙もので押して来た 大人の超合金シリーズでしたけど、ようやくテツ趣味界に乱入して来ましたか。
こういう鉄道車両一両ディスプレイものなら、ふつう機関車を選択すべきだと思いますが、新幹線電車の先頭車両で来るというのはどういう戦略か。ひとつは定年後の生き甲斐を探してるオヤジの財布を狙った企画モノだけに、広く世代の琴線に触れやすいブツということなんでしょうね。もう一つはバンダイってあまり鉄道モノの制作に長けてないからかも。TOMIXのトミーだったら機関車でやったと思いますけど、その場合の価格は20万円は下りませんでしょうしね。駆動しない大人のオモチャと鉄道模型との差別化という点では電車の選択は正解かもです。
ベースとなった実機は、大阪弁天町の交通科学博物館に展示されてる新幹線0系の21型式1号車両でN1編成の博多寄り先頭車です。屋根にパンタのない車両を選んだあたりも、鉄に熟れてないオモチャ屋のバンダイならではといえるのかな。でも鉄道模型屋にはない視点というか注力点がかえって新鮮ですわ。この↓プロモーション動画でもナレーターに石坂浩二を起用して、オヤジ世代を挑発しとります。(お隣の国もちょっと挑発か?)
YouTubeより
スケールは0番45分の1。いわゆるOゲージ(軌間32mm)です。模型の世界では狭軌の国鉄形蒸機のシリンダ幅に違和感がでるんでOJゲージ(24mm)が好まれるんですが、標準軌の新幹線なら迫力のあるOゲージスケールがちょうどですね。ディテールは精密でかなり凝った作り込みがされてます。当時この車両についてた窓の緑系のカーテン、実はあたしの亡父の図案が採用されてるんですけど。ま、細かいとこは動画でどうぞ。
さて、お値段。定価78750え〜〜〜〜ん。さすが年金生活オヤジのおサイフを狙ったシリーズにふさわしい価格設定でありますな(Amazonでは5万円ちょい)。まあ5万円台前半あたりの安値で販売してるショップもあるもようですが、あたしは買いませんよ(キッパリ!)
というか、買えまへんがな。定年のないフリーランサーは一生オトナ買いなどできんのであります。発売は2012年2月。金持ちの鐵道オヤジはどーぞご購入を〜〜だ!