開かずの踏切が開いてるとき。(東淀川 2012.10.24 撮影)
また長いことほったらかしにしてまいました。ぼやコラです。
なんつうか、ツイッターとかの短文SNSがネットを席巻しだしたこともあり、ブログにコラムを書くのに今まで以上の覚悟が必要になってきた感じで、ついつい筆が止まりがちなんであります。
拙ブログの数少ない訪問者の方々に、偶然であれ寄ってお時間をいただいた分のモトをとって帰っていただくためには、それなりのネタや情報を盛っとかんと申し訳ないと思いますから、どうしても作文の敷居が高くなる。その点、ツイッターなんかは楽ちんですからな。
しかしま、このスペースだって間借り賃を払ってるワケだし、ずるずると13年も続けとるサイトですから、やっぱりしょうもないことでも何か書かんとアカンやろ、とひさびさに記事作成画面を開きましたよ。キチンとした記事を書くパワーは今ないんですけど、再開のキッカケにと。
このところの日本の政局混迷や外交、経済、行政、教育の体たらくをまのあたりにしていると、子孫のためにも、いままでのようにノホホンと無関心ではいられなくなって、ネットでの情報収集とお勉強に時間を費やしてしまってます。この不景気、生業のために消費すべき貴重な時間なのですけど、あたしなんざ投票権でもの言うしかないんで、次の選挙は大事に使いたいもんで。
かつては大新聞やTV報道からの情報で考察するしかなかったんですが、ネットから得られる情報量が増大したことで、個人でもずいぶんと多角的な考察ができるようになりました。しかし玉石混淆の情報や言論を取捨選択するのには膨大な時間とセンスが必要なんで、そんなもんに真面目に時間をかけて取り組んでいると、ますますわが家のデフレが進行するばかり。しんどいところです。
20年前の景気の良かった時、日本の民意は将来のことを考えることから逃避したんですが、この国の歴史を辿ってみると過去もずっとそういう国みたいで、何かが劇的に変わる時ってのは強烈なリーダーの登場か外圧でやむなく、しかなかった。しかし突出したリーダーは大概暗殺されてしまうし、外圧に対しても場当たり的対処でいつも先送りにして来てます。
まあ島国だからそれでなんとか形を保って来られたんでしょうけども、ここんチはホンマに世界で最も能天気な国家ですわね。
主都東京の夏空。(秋葉原 2012.7.17 撮影)
積算された諸問題を、ひとつひとつ解決して行くには、もう時間がかかりすぎてアウトでしょう。となると、経済・外交・教育もろもろが相互に良い方向に進む政策が必要。いわゆるシナジー効果というやつで。よほど優れた指導者を選び強く安定した政権を与えないと実行できないことだから、昨今の世論が右傾化してくるのは当然かなと思います。
前の選挙で民主党に雰囲気投票した結果がコレですから、強烈に勉強になったはず。なにしろ民主国家になってからはじめてやってみたことなんで、あのときの国民の選択を攻めるのは酷でしょう。やっちまったことは仕方ないですが、重要なのは次とその次。これから失敗は許されない。つうかもう余裕がおまへん。まあ、どんな萎んだ小さな国になってしまっても、民が日々能天気に暮らせるてるのなら、それはそれでいいような気もしますけど。