9月2日、夕飯を外食した帰りにふらり立ち寄った金魚屋で衝動的に買ってしまった日本産淡水魚。金魚の清正が死んで淡水水槽が空家になってたので「お前らココで泳いどけ」と放り込んでから、はや二ヶ月が経過しました。ここらで近況をご報告しときます。
▲仲良く泳ぐオイカワ二匹。体長7cm超に成長して旨そうに。食欲が湧いて困るぞ(2014.10.23撮影)
日淡は金魚より飼育が難しいと聞いていたもんで、わたしのいいかげんな飼育法では落ちる個体が続出するんだろなと覚悟してたんですが、いまのところおサカナ系全メンバーが元気そのもの。これから水温が下がって行く時期に飼い始めたこともあるんでしょうが、なんか金魚より楽だぞ(笑)。
なにぶん初心者だけに、やってはいけない飼い方をしてるんじゃないかと思って、日本淡水魚の飼育関連サイトを検索して回ってみましたが、金魚のサイトみたいに病気の対処法や混泳品種の是非などを丁寧に解説してるところがあまりみつかりません。やっぱり趣味的にマイナー物件なんでしょうかね。どっちかというと釣りの対象としてがメインだし。
さて、まずは飼育開始後ちょうどひと月後の水槽動画をごらんください。テロップを入れたり全景とアップのシーンを繋いだりして編集したいんですけど、なんかエラーが出て上手くいかないので今回もカメラ固定の撮りっぱなしで失礼します。手持ちで個体の追い撮りもしてるんですが、ブレやピンボケが酷くて編集ナシでは人様にお見せできません堺。
ふた月経過した現在は、よくエサを喰らってグングン大きくなる個体もいて、その成長の早いのにちょっと驚いてます。急成長した清正より肥大ペースが速いかも。与えてるエサは日淡用に買った「メダカのエサ」をメインに、清正お古の「咲ひかり色揚げ」、フレークタイプの「ゴールドブロス」、海水磯水槽お古の「ヤドカリ・ザリガニ・カニのエサ」、「テトラマリン ミニグラニュール」で、超劣化した残り物の配合飼料ばっかし。あとキョーリンの「乾燥イトミミズ」の残りも喰わせてます。
日淡飼い方のサイトをみると、配合飼料はあまり好まないので動物性のアカムシなんかを与えるべし、とありますが、ウチの川雑魚どもは、どのエサでも狂ったように良く喰います。上の動画はエサ投入直後なんですが、みんな必死でしょ。
おのおのがちょこまか泳ぎ回るので集合写真を撮るのが非常に困難なんですが、一瞬全員揃ったところをパチリ。10月23日時点の当家の川雑魚フルメンバー9匹です。ヌマエビどもは水草の中に隠れてるので写ってませんが。
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▲石灯籠はやめにして流木を置きました。昔オカヤドが登ってたやつです(2014.10.23撮影)
なかでも激太りしてきたのが、ミックス水槽から掬って来たタナゴ系2匹のうちの1匹で、もはやオイカワをも日がな追い回すジャイアンになってます(→タナゴの動画)。たぶんバラタナゴ類なんでしょうが、タナゴは種類がメチャ多くて同定が難しい。老眼のおっさんには背鰭分岐軟条の本数なんてとっても数えられませんて。川魚は産卵期になると色彩に特長が出るらしいので、この2匹の種別確定はもうちょっと待ちましょう。
▲当初は同じ大きさだったタナゴ系2匹はこんなに体格差が。性格も違うし、体型やヒレの形もちょっと違うし...別種なんでしょうかね。まあ来年の春頃になれば分かるかなと(2014.10.23撮影)
▲デカイほうの同定用に苦労して撮った形式写真。タイリクバラタナゴが近いかな。今ではさらにデカくなってて、四六時中他の魚を追い回してます。水槽の問題児になりそうな予感が(2014.10.3撮影)
▲こちらは小さいほうのタナゴ。気丈だけど臆病でシェルター中に隠れてること多し(2014.9.20撮影)
今いる面子の中では最もデリケートと思われるオイカワ2匹も、なんとか順調に成長中。飼育開始当初4〜5cmだったんですが、今は7cmを超えてますね。素早く機敏に水槽狭しと泳ぎ回ってます。高速で泳ぎつつもお目目はこっちを見てるのがカワイイ。
大中小と揃ってるモツゴ三兄弟は、小は小さいまま、大はより大きくなりました。観察していて一番味わいがあるのがモツゴです。不器用で身体能力が低いぶん抜群に要領がよくて賢いです。好奇心も旺盛。常に底層に居るんですが、水面に引っ掛って残ってるエサに目敏く気づくのは大概モツゴ。まあこれも生き残りのための能力なんでしょうね。
▲オイカワのペアとモツゴ三兄弟。モツゴの黒線は成長とともに若干薄くなって来た(2014.10.23撮影)
ミックス水槽組の種別不明ペアも、成長していくぶん特長がでてきました。で、図鑑を見るに、モロコにしてはヒゲがないし、タカハヤかカワムツあたりなのかなと。でもまだ幼魚なのでなんとも言えません。ただ、他の魚は夜になるとみんなシェルターの中かその近辺の底に固まって寝てるんですが、こいつら2匹だけは逆に水面ギリギリまで上がって泳いでます。このあたりが同定のヒントになるかもです。
▲品種不明のペア。体の断面は丸っぽくてお目目が大きく、黒い横線は腹から後ろだけに入ってる。常に表層を泳いでます。夜間も泳いでるのはこいつらだけ。一体何に育つんでしょうね?(2014.10.3撮影)
掃除屋としてノッケに10尾導入したミナミヌマエビは、飼育2週間後には早1尾だけしか確認できなくなりました。やっぱり小さいのは喰われちゃったのかな。なので後日大きめのヤツをご指名のうえ4尾追加して現在〆て5尾。全員が健在です。ついでにヤマトヌマエビも2尾追加投入しまして...金魚の水槽ではすぐに死んじゃってたんですが...モツゴに突っつかれながらも日中も堂々と闊歩しております。
▲ミナミヌマエビ初回10尾のうち唯一の生き残り個体。新たに4尾追加して現在5尾に(2014.10.4撮影)
▲新顔ヤマトヌマエビ2尾の水合わせ中。4cm弱あれば簡単には喰われないだろと(2014.10.4撮影)
▲ヤマトヌマエビ散歩中。サカナに突つかれるとヒラヒラ泳いで逃げます→下の動画(2014.10.07撮影)
▲ヤマトヌマエビは目玉が大きくて愛嬌がありますね。通常、昼は物陰にいて、夜サカナ達が寝てから採食活動してます(2014.10.07撮影)
飼育二ヶ月の日淡水槽の現況はこんなところ。前回レポートの写真と比較していただけば、成長ペースがわかるでしょう。今後は、各個体一匹一匹に焦点を合わせたレポートなどを書いて行こうかなと思ってます。
金魚の飼育(といってもフナ尾の和金のみですが)は、もう20年かれこれ続けてきたので、大概のトラブルは経験したつもりですが、日本産淡水魚の飼育は今回が初めて。ビビリつつもやっぱり新鮮で愉しいですね。金魚の知識で飼ってるもんで、もっとバタバタ落ちて行くだろと思ってたところ、意外にイージーだったので助かりました。
▲モツゴにちょっかいを入れられて困惑するヤマトヌマエビ。お散歩は夜が正解だよ(2014.10.4撮影)
川雑魚を飼ってみて「やっぱし金魚とは全然違うなあ...」と痛感してるのが、成長するにつれどんどん「美味そう」になってくることですね。塩焼き、唐揚げ、天ぷら、佃煮...う〜ん、ンマソー。観賞魚の金魚が何で赤色なのか納得デス。こいつら寿命はせいぜい2〜3年だと言うしなあ...空腹のときに世話してると、悪魔が出てきますわホンマ。
日本淡水魚の飼育:前回 ⇔ 次回
ぼやキン:アーカイブ
本編:金魚と淡水魚の飼育
▲仲良く泳ぐオイカワ二匹。体長7cm超に成長して旨そうに。食欲が湧いて困るぞ(2014.10.23撮影)
なにぶん初心者だけに、やってはいけない飼い方をしてるんじゃないかと思って、日本淡水魚の飼育関連サイトを検索して回ってみましたが、金魚のサイトみたいに病気の対処法や混泳品種の是非などを丁寧に解説してるところがあまりみつかりません。やっぱり趣味的にマイナー物件なんでしょうかね。どっちかというと釣りの対象としてがメインだし。
さて、まずは飼育開始後ちょうどひと月後の水槽動画をごらんください。テロップを入れたり全景とアップのシーンを繋いだりして編集したいんですけど、なんかエラーが出て上手くいかないので今回もカメラ固定の撮りっぱなしで失礼します。手持ちで個体の追い撮りもしてるんですが、ブレやピンボケが酷くて編集ナシでは人様にお見せできません堺。
ふた月経過した現在は、よくエサを喰らってグングン大きくなる個体もいて、その成長の早いのにちょっと驚いてます。急成長した清正より肥大ペースが速いかも。与えてるエサは日淡用に買った「メダカのエサ」をメインに、清正お古の「咲ひかり色揚げ」、フレークタイプの「ゴールドブロス」、海水磯水槽お古の「ヤドカリ・ザリガニ・カニのエサ」、「テトラマリン ミニグラニュール」で、超劣化した残り物の配合飼料ばっかし。あとキョーリンの「乾燥イトミミズ」の残りも喰わせてます。
日淡飼い方のサイトをみると、配合飼料はあまり好まないので動物性のアカムシなんかを与えるべし、とありますが、ウチの川雑魚どもは、どのエサでも狂ったように良く喰います。上の動画はエサ投入直後なんですが、みんな必死でしょ。
おのおのがちょこまか泳ぎ回るので集合写真を撮るのが非常に困難なんですが、一瞬全員揃ったところをパチリ。10月23日時点の当家の川雑魚フルメンバー9匹です。ヌマエビどもは水草の中に隠れてるので写ってませんが。
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▲石灯籠はやめにして流木を置きました。昔オカヤドが登ってたやつです(2014.10.23撮影)
▲当初は同じ大きさだったタナゴ系2匹はこんなに体格差が。性格も違うし、体型やヒレの形もちょっと違うし...別種なんでしょうかね。まあ来年の春頃になれば分かるかなと(2014.10.23撮影)
▲デカイほうの同定用に苦労して撮った形式写真。タイリクバラタナゴが近いかな。今ではさらにデカくなってて、四六時中他の魚を追い回してます。水槽の問題児になりそうな予感が(2014.10.3撮影)
▲こちらは小さいほうのタナゴ。気丈だけど臆病でシェルター中に隠れてること多し(2014.9.20撮影)
大中小と揃ってるモツゴ三兄弟は、小は小さいまま、大はより大きくなりました。観察していて一番味わいがあるのがモツゴです。不器用で身体能力が低いぶん抜群に要領がよくて賢いです。好奇心も旺盛。常に底層に居るんですが、水面に引っ掛って残ってるエサに目敏く気づくのは大概モツゴ。まあこれも生き残りのための能力なんでしょうね。
▲オイカワのペアとモツゴ三兄弟。モツゴの黒線は成長とともに若干薄くなって来た(2014.10.23撮影)
▲品種不明のペア。体の断面は丸っぽくてお目目が大きく、黒い横線は腹から後ろだけに入ってる。常に表層を泳いでます。夜間も泳いでるのはこいつらだけ。一体何に育つんでしょうね?(2014.10.3撮影)
▲ミナミヌマエビ初回10尾のうち唯一の生き残り個体。新たに4尾追加して現在5尾に(2014.10.4撮影)
▲新顔ヤマトヌマエビ2尾の水合わせ中。4cm弱あれば簡単には喰われないだろと(2014.10.4撮影)
▲ヤマトヌマエビ散歩中。サカナに突つかれるとヒラヒラ泳いで逃げます→下の動画(2014.10.07撮影)
▲ヤマトヌマエビは目玉が大きくて愛嬌がありますね。通常、昼は物陰にいて、夜サカナ達が寝てから採食活動してます(2014.10.07撮影)
金魚の飼育(といってもフナ尾の和金のみですが)は、もう20年かれこれ続けてきたので、大概のトラブルは経験したつもりですが、日本産淡水魚の飼育は今回が初めて。ビビリつつもやっぱり新鮮で愉しいですね。金魚の知識で飼ってるもんで、もっとバタバタ落ちて行くだろと思ってたところ、意外にイージーだったので助かりました。
▲モツゴにちょっかいを入れられて困惑するヤマトヌマエビ。お散歩は夜が正解だよ(2014.10.4撮影)
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