2014年10月アーカイブ

ぼやテツ他力本願バージョン、島根のローカル私鉄一畑電車の後編です。前編を未読の方は、「一畑電車 2013年・夏(上)」から先にごらんください。

bt_bata13.jpg

さて、松江しんじ湖温泉駅を発車して北松江線を西に向かった3007編成(デハ3007+デハ3017)電鉄出雲市行各停は分岐駅の川跡駅に到着。旅人はここで大社線に乗り換えて縁結びでお馴染みの出雲大社に参詣したもようです。では、つづきおば。


bt_bata18.jpg

▲川跡駅に到着。5000系5009編成(デハ5009+デハ5109)と交換。木質ボックス席への改装前ですね。


bt_bata19.jpg

▲川跡駅で1番線の大社線電車に乗り換え。構内踏切より3000系、3000系、5000系の豪華な並び。


bt_bata20.jpg

▲出雲大社前行は3005編成(デハ3005+デハ3015)。ちょっとした「模景」の世界ですな。川跡駅


bt_bata22.jpg

▲川跡を出た普通列車(12レ)が出雲大社前駅に到着。


bt_bata21.jpg

▲ご丁寧に駅名標の写真まで押えてあった。


bt_bata23.jpg

▲出雲大社前駅は1面2線の頭端式ホーム。いかにも終点らしい風情がいい感じ。


bt_bata24.jpg

▲一畑電車出雲大社前駅舎。そういや昔あたしは国鉄大社線に乗ってここに来たんだった。


bt_bata26.jpg

▲出雲大社前駅には映画『RAILWAYS』で使用されたデハニ50形のデハニ52号車が公開展示されてます。


bt_bata25.jpg

▲デハニ52は1928年(昭和3年)製。もう一両のデハニ53は雲州平田駅構内で体験運転開催中とか。


bt_bata27.jpg

▲デハニ52は『RAILWAYS』撮影用にロングシートを再設。天井もダブルルーフぽいレトロな内装に。


bt_bata28.jpg

▲デハニ52の運転台。畳敷きのお座敷観光電車化を経て2009年に営業運転を終了しました。


bt_bata29.jpg

▲こちらはデハニ52の手ブレーキ。出雲大社前駅


ライブラリを見ると、撮影者はこのあと昼食の出雲そばを食べてから出雲大社に参詣しております。あたしも昭和47年と48年に蒸気機関車の撮影に3回ほど山陰方面を訪れてまして、鉄道撮影の合間に出雲大社に寄ったし蕎麦も喰いました。探せば当時のネガがあるはずなんですが...スグに出ない。

この近所なら1972年8月に斐伊川橋梁で撮った、山陰本線SL四重連の写真を本編に載せてましたのでリンク貼っておきますわ。当時は未だ健在だった国鉄大社線にC11が走ってたような気がしますが、どうだったかしらん。


bt_bata30a.jpg

▲観光なんで当然ながら出雲大社に参詣してます。いちおう載せとこう。


そういえば先日(2014年10月5日)、高円宮家の次女典子さまと出雲大社神職の千家国麿さんの慶事がありましたから、地元はさぞかし「奉祝」ムードで賑やかに盛り上がったことでしょうね。

しかしオオクニヌシの出雲大社とアマテラスの天皇家の合体って、マジでアリなん?ってのが引っ掛っとるんですわ。政権を譲った出雲の神様はアマテラスに横向き鎮座と逆巻の注連縄で封印されてるんじゃなかったっけ? ともあれ、お祝い奉りまする〜


bt_bata30.jpg

▲出雲大社前から川跡駅へ戻り北松江線に乗り換え。5000系松江しんじ湖温泉行き321レ


bt_bata31.jpg

▲車窓から雲州平田駅車庫を望む。3000系南海色、2100系イベント用2扉車、それにデハニ53もチラリ。


bt_bata35.jpg

▲松江への帰路、湖遊館新駅駅で途中下車。宍道湖公園湖遊館などの文化施設が集まってるんですね。 


bt_bata32a.jpg

▲斐川平野の田園地帯を宍道湖湖岸方面に向かってトボトボ歩いてます。


bt_bata32b.jpg

▲島根県立宍道湖自然館ゴビウス。汽水をメインテーマにした体験学習型水族館とな。


bt_bata32c.jpg

▲でかいコイ!ほかにタガメやシュレーゲル等の写真多数アリ(割愛)。島根県立宍道湖自然館ゴビウス


bt_bata32d.jpg

▲ゴビウスの隣にある、宍道湖グリーンパークで野鳥の観察などして...


bt_bata33.jpg

▲...ふたたび湖遊館新駅駅にご帰還。この電車は電鉄出雲市行きなんで反対方向ですね。


bt_bata36.jpg

▲湖遊館新駅駅の時刻表。写真の撮影ログを見ると3時52分と...わはは、あと38分待たんと電車ないわ。


bt_bata32.jpg

▲というわけで、愚息のばたでんの旅はこれまでです。湖遊館新駅駅 


以上、息子に貸したカメラに残ってた一畑電車の写真でした。撮影日は2013年8月8日。しかしこうやって拾ってみると図らずも、ばたでん在籍車両のほぼ全形式を網羅してますな。鉄道マニアでもない旅人の日帰り一往復で、こんだけカメラに納められるということは、撮り鉄に相当コスパの高い地方私鉄と言えましょう。景色も美しいし、のんびり気分のいい鉄旅ができそうです。

ばたでん前編:一畑電車 2013年・夏(上)

ぼやテツ:アーカイブ
本編:蒸気機関車と鉄道趣味

ぼやテツ初の「他力本願」バージョンです。前回、何気に写ってた鉄道クズ写真を並べて一回分の記事にした「はんぱ鉄スナップ 2014上」ですが、その更新の楽ちんさに味をしめ、次は遡って2013年のクズ鉄写真でお茶を濁してやろうとデータ倉庫を漁ってみたところ、あらまあ残念、あんまり撮ってないんですわ2013年の鉄道スナップ。

邪悪な目論みも早一回で終了かいな、と落胆しかけたところ、ライブラリから島根のローカル私鉄、一畑電車の写真がゾロゾロと。一畑電車(ばたでん)といえば、2010年に公開された映画「RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語」の舞台として脚光を浴びた地方私鉄なんですけど、実はこの写真、愚息の旅行スナップなんであります。

bt_bata19.jpg

今でこそ生意気にレンズ交換可能な SONY α6000 てな、あたしのより上等のミラーレス一眼を持っとるんですが、当時はスマホカメラだけ。で、夏休みに長期旅行に行くというので、あたしのデジカメ TG-1 を貸与したのでありました。

ま、とくに鉄道好きでもない息子の旅行スナップなんですけど、ローカル私鉄が醸し出す風情に魅かれたものか結構な枚数シャッター切ってます。もちろん出雲大社をはじめ宍道湖自然館、手前の喰った出雲蕎麦などの観光写真に混じってですがね。てなワケで写真の掲載許可を貰い、上下2回に分けて「ぼやテツ」に並べとくことにします。いひひ。

鉄分少ない人の鉄道写真とはいうものの、載っけておくと数年後にはまま貴重な記録になるやもしれませんしね。そういう事情なんで、今回の撮影経路やキャプションは管理人の類推でテキトーです。つうか本人興味ないんで全然憶えてないと言うし。スライド上映会で外野から茶々入れてるみたいなもんですが、いちおうGPSデジカメなんでログとダイヤから大体は予想できるんですわ。尚、撮影日は全て2013年8月8日です。


bt_bata00.jpg

▲まずは市営バスで松江市内観光。レトロ仕様「ぐるっと松江レイクラインバス」の実に空いてる車内。


bt_bata02.jpg

▲松江しんじ湖温泉駅。一畑電車はここから宍道湖の北岸を通って出雲市と出雲大社を結んでます。


bt_bata03.jpg

▲元南海21000系の一畑電車3000系/3007編成(デハ3007+デハ3017)松江しんじ湖温泉駅


bt_bata04.jpg

▲2両編成のワンマン運行なので運賃箱完備。一畑電車3000系/デハ3017


bt_bata05.jpg

▲一畑電車3000系車内。たぶん9時42分発の電鉄出雲市行各停(310レ)かなと。松江しんじ湖温泉駅


bt_bata06.jpg

▲エンジのモケットと「一畑電車フリー乗車券」。一日全線乗り放題で1500円ナリ。


bt_bata07.jpg

▲一畑電車2100系。京王復刻カラーのデハ2101+デハ2111編成か(元京王電鉄5000系)


bt_bata08.jpg

▲南側の車窓に夏の宍道湖を眺めつつ北松江線を西へ快走。


bt_bata09.jpg

▲松江イングリッシュガーデン駅で元京王5000系の2100系と交換。


bt_bata10.jpg

▲デハ3017の運転席。運転室の室内窓を開放してくれてるのがいいすねえ。秋鹿町駅


bt_bata11.jpg

▲宍道湖に沿って。鉄道線路と海岸湖岸の間にやたら道路を設けよるのがけしからん。


bt_bata12.jpg

▲元南海21000系ズームカー塗色のデハ3008+3018編成と一畑口駅で交換。


bt_bata13.jpg

▲いい顔してます。やっぱり旧南海塗色がよく似合いますなあこの車両。一畑口駅


bt_bata13.jpg

▲一畑口はドンツキのスイッチバック駅なので運転士さんも反対側から移動。


bt_bata15.jpg

▲そろそろ宍道湖とお別れして鉄路は島根半島西部を出雲方面へと。一畑口〜園


bt_bata16.jpg

▲のどかな夏の無人駅のひとコマ。ちょっと懐かしい風情ですな。園駅


bt_bata01.jpg

▲単線をゴトンゴトンと電車は走る。正面に見ゆるは旅伏山かな。布崎〜雲州平田


bt_bata17a.jpg

▲ばたでん本社と車両基地・整備工場のある雲州平田駅。2扉クロスシート改造の5000系が居ますね。


bt_bata17.jpg

▲この車両も種車は2100系と同じ京王5000系。非貫通ヘッドマーク付(デハ5010+デハ5110)雲州平田


bt_bata17c.jpg

▲車窓を流れる日本の田舎。旅伏〜美談


ああローカル鉄旅は呑気でいいすね。こちとら時間はあるけど路銀がナシ。路銀ができるころには老いて歩行困難かも。まったく人生とはうまいこといかんようにできとるわ...てなところで前半終了です。つづきは「一畑電車 2013年・夏(下)」にて。

ぼやテツ:アーカイブ
本編:蒸気機関車と鉄道趣味

偏屈 twitter

@boyacave

偏屈 YouTubeチャンネル

サイト内検索

偏屈の洞窟 アーカイブ

YAHOO!カテゴリ

studiocave —偏屈の洞窟—は
ヤフカテ登録サイトです。
YAHOO!カテゴリ→ ヤドカリ

about & archive

my friends

プライバシーポリシー

当サイトでは、第三者配信による広告サービスを利用しています。このような広告配信事業者は、ユーザーの興味に応じた商品やサービスの広告を表示するため、当サイトや他サイトへのアクセスに関する情報(氏名、住所、メールアドレス、電話番号は含まれません)を使用することがあります。このプロセスの詳細やこのような情報が広告配信事業者に使用されないようにする方法については、こちらを参照してください。

当サイトに掲載している商品はアフィリエイトプログラムとの提携です。商品のご注文・お支払いはリンク先の企業とのお取引となりますので、掲載商品に関するお問い合わせなどはリンク先企業へお願いします。
Powered by Movable Type 5.13-ja

boyakin

SPONSORED LINKS

RAKUTEN ICHIBA

おすすめ物件

このアーカイブについて

このページには、2014年10月に書かれたブログ記事が新しい順に公開されています。

前のアーカイブは2014年9月です。

次のアーカイブは2014年11月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

アウトドア用品