金魚・淡水魚の最近のブログ記事

菌脈、絶える

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不死身の拾丸もついに体力が持たなくなったか...
このときはまだ口パク状態だったが、こうなるともう...(2010.6.14 8:53撮影)

今朝、遂に拾丸が清正につつき殺されてしまいました。昨日午後に換水したときは、ふらふらしつつも通常通り泳いでいたのですが、朝起きたら転覆着底で虫の息でした。あわてて仮のセパレーターを設置して二匹を分けましたが時すでに遅し。2時間半後の午前10時30分頃、おひろいは息絶えてしまいました。ウロコが数枚剥がれ落ちていたところを見ると、昨晩、清正のそうとう執拗なアタックがあったもようです。連日イジメ続けられてグロッギーな状態が続いていたのですが、まあオスメスの営みですから、あまり介入するのもなあと心配しつつも傍観していたのが仇になりました。これでとうとう東王以来の当家歴代の菌魚の血脈も絶えてしまったことになります。しかし金魚の生態系全体からすれば良かったのかも...。とりあえず速報です。

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こいつが、こいつが拾丸嬲り殺しの下手人(下手魚か)清正です↑(2010.6.14 8:59撮影)

のんびり進行で恐縮です〜。前回、もったいぶった尻キレ方をしたので叱られてしまいました。どうもスミマセン。でもまあ、ゆっくりと続けさせていただきます〜。

お話のつづきの前に、ひとつご報告を。清正の追っかけ、拾丸の逃げ→激突は、本日もあいかわらず繰り返されておりますが、最近になって時々、水槽ガラスにタマゴのようなものが付着しているのが確認されるようになりました。ビッググランドマの東王や、おひろいの母親のジャンボの時のような丸々ぷちぷちの健康なタマゴがどばっと大量に!!じゃなく、小さく萎んだ白濁タマゴがほんの少しだけなんですが、よく見ると確かにタマゴです。まあ見るからに孵りそうにはないような代物がちょっぴりだけですけどもね。

しかし、これで晴れて拾丸はメスであることが判明。清正の追っかけも、イジメじゃなくて正しい繁殖行為だったわけです。なもんで、もはや水槽の仕切りは撤去。よほど拾丸の体力が減退しないかぎりは、放っておくことにしています。本能つうか遺伝子の命令ですから。過去の経験からして、現状のおひろいの痩せた白濁タマゴから稚魚が孵りそうな感じはしないので、お世継ぎが育つことも早晩はないと思われます。まあ健康優良な有精卵が目立つようになったら、稚魚槽を用意しますわ。

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↑あっちゃへ行くには、ココがキモやな!(写真はすべて09.11.29撮影)

さて、前回のつづきです。仮普請の仕切り板の端っこを観察していた清正ですが、のんびり休息するおひろいの姿に、とうとうリピドー爆発!。端っこに口先を突っ込んでバリケード粉砕の暴挙に出たのであります。これ、正規品のセパレーターなら、外れてしまうだけでどうってことなかったのですが、なんつっても代用品。大きめの穴に口先を引っ掛けてしまって驚いた清正は、思いっきり体を振ってしまったようです。

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↑う〜ん、この小さな穴では通れんしなあ...

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↑よっしゃ、決めたデェ! この端っこで一か八か、GOや!
......グキッ!!

なにせ25cmをゆうに越える体ですからパワーは相当なもの。グキッ!!と音がしたかどうかは聴いてないんでわかりませんけど、次の瞬間、清正大暴れ。しばらくはしきりに首を振っていましたけど、少しして落ち着いてからよく見ると、口先はボロボロで大きな血豆をこしらえてしまいました。



↑仕切りはこういう正規品を使いましょうね
この時にはまだ骨折だとは思ってなかったので、傷に拾丸の水生菌が感染しないよう、気休めながら殺菌剤を投入したのみで様子を見ていました。しかしオモロいもんですな。金魚にもショックと気落ちがあるのが如実に観察できました。あんなにブイブイ乱暴に泳いでいた清正が、まったく動かず、まる三日ほどもショボーンと佇んでました。なので仕切りを撤去しましたが、拾丸を追う気力まったくナシ。サカナには痛覚が無いと聞いてますけど、かわいそうになんだか痛そうにしてましたよ〜。口吻折れて興奮てか。もっとも三日後にはまた元の清正兄さんに戻りましたけどね。

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↑事故直後の清正の裂けてしまった口吻。この時はまだ大したことなかったのだけど...

はじめはただの外傷と血豆だと思ってたのですが、時が経つにつれ、複雑な骨折をしていることが判明しました。今や清正は口を大きく開くことができず、横から見るとサケ・マス類のような憎々しい面構えになってます。チンピラ顔にますます拍車がかかってしまいました〜。その写真はまた...つづく、と書くと今回も叱られそうなんで書きません。それでは、おあとがよろしいようで...。

本編:金魚と淡水魚の飼育

金魚のつづき、清正追っかけ拾丸グロッギーの二回目です。えらい古いエピソードで恐縮ですがトコトコ続けます〜。
(写真はすべて09.11.29撮影)
pl_kin62_1.jpgう〜ん、なんか邪魔なもんができたなあ。おまけに俺の方が狭いのはなんでやねん!(清正)

さて、専用のセパレーターは物置の奥ですぐには出ないので、手元にあった適当な塩ビのパンチ板で仮に仕切ったわけですが、長さも丈も合ってません。丈の足りない分は水量を減らして簡単に行き来ができないようにしました。たわませて吸盤で挟んでいるだけなので塩ビの反発力で固定されているのみ。清正が本気で体当りしたらひとたまりもありませんけど、相手は畜生なんでと、なめてかかった次第です。まあ半日程度でも拾丸が追われることなく一息つけば、体力も回復するだろうという目論見でありました。

pl_kin62_2.jpgあいつ、俺がおらんので、えらいのんびり寛いどるがな、アタマにくるなあ〜

二匹が分けられたので、おひろいも徐々に体力を回復し、着底状態から離脱して、首尾はまずまずと思っていたら、アホのおひろいが水面を跳ねてオーバーネット。自ら清正のスペースに特攻着水したりして大変でしたわ(笑)。

pl_kin62_3.jpgここに隙間があいとるな。なんとかあっちへ通れんもんか...あ〜イライラする!

さて、拾丸を追えなくなった清正を観察していると、しばらくたって落ち着いたのか、なんとかお拾いの方に行く方法はないかと、いろいろ仕切りの探索をはじめよりました。その執拗さを見ていると、この追っかけ行為は単なるテリトリー争いではなく、繁殖がらみのリピドー衝動なのかなあと感じた次第です。やはり拾丸は不妊のメスである公算が高いですな。いや不妊というのは尚早か。いまだその気になってない大年増といったほうが正しいかな。

pl_kin62_4.jpgお、この端っこを押したら、むこうへいけるんと違うか?!
...と思ったのが清正一生の不覚となったのだった。

仕切りの向こうでゆらりゆらりと休息する拾丸を見ているせいか、徐々に清正の感情が高ぶりを生じ始めたようで、そのうちに塩ビ板の下を抜けようとしたり、約5mm経のパンチ穴を突っついたり、板の端の方を押してみたりしだしました。そうこうしているうちに事故が起こったのであります!(つづく)

本編:金魚と淡水魚の飼育(もくじ)

さてまた更新が滞りました。サクサクいきたいもんですがなかなかねえ。ええと、話題は昨年11月にプレイバックしまして、追っかけ騒ぎの末に、清正の口が複雑骨折にいたりましたお話の一回目であります。

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↑清正の拾丸イジメは延々と続く(09.11.16撮)
アタマが良くて気の荒い外様金魚の清正は、年がら年中、阿呆で気弱な拾丸を追いかけ回しております。拾丸はいっさい無抵抗で追いかけられると闇雲に逃げるばかりなんでありまして、それも水槽の端というものをいっさい考慮に入れずに一気に走るもんですから、ガラスにまともに激突するわ、ストレーナーやエアパイプに体を擦り付けるわで、ウロコをペラペラ剥がしつつ全身キズだらけになってしまいます。まあ目玉が白濁してるんでよく見えてないんでしょうけども。まったくかつてのオヤジJRと同じですわ。

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↑昼ばかりか深夜までも一日中追い回され続けた拾丸は水槽内設備をぶちこわしながら
全身傷だらけのあげく着底。ゼイゼイ〜もうあかん。(09.11.29撮/以下同日)


おひろいは当家代々の遺伝子を受け継いだ菌魚なもんですから、カラダにキズが付くとすぐに水生菌に感染します。なもんで清正の狼藉は困ったものなんですが、まあ金魚の生理でやってる追っかけですから、こちらがとがめるのもちょっとおせっかいが過ぎるような気がして傍観しておりました。

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↑見てよ、この酷いズルムケ状態!まるで狛犬やなあ
しかし11月29日の清正の執拗な追っかけの結果、おひろいはボロボロのズルムケになって、ついに水槽に着底の憂き目に。体力を消耗しつくして虫の息になってしまいよりました。まさに金魚のマグロ状態(笑)。そんな無抵抗の拾丸にも、清正の執拗な追い打ちは止まりません。「こりゃこのまま放っておくわけにはいかん!」と飼い主も重い腰をあげ、仮普請ながら水槽を仕切りで分割して、拾丸と清正をひとまず隔離することに決め、セッセと仕切りの設置作業にかかりました。

わが家には旧海軍兵学校時代に購入した水槽用セパレーターがあるんですが、物置の奥にしまいこんでしまったので、すぐには出ません。しかしパンチ穴のあいた透明塩ビシートなら手元にあったので、取り急ぎつうことでそれで代用しました。サイズも水槽に合ってないのですが、ちょっと撓ませて吸盤で仮止めして設置完了。しかしこの急遽代用した塩ビのパンチ板が、のちの清正の口部複雑骨折の原因になってしまったのであります。

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↑とりあえず二匹の分割はできたけれど、清正は引き続き拾丸を追いかけるべく
仕切りへの体当たりを目論んでいる。頼りない仮止めなんで大丈夫かなあ。(つづく)

本編:金魚と淡水魚の飼育

ヤド六の頓死ですったもんだをいたしまして、金魚や海水水槽の記事が書けないまま時間が経ってしまいました。オカヤドカリ追悼特集はひとまずおしまいにしまして、まずはその間にたまってしまった金魚のエピソードから書いて行きたいと思います。

前回の更新は昨年11月の「金魚の追っかけ 困ったもんだ」ですか。もう3ヵ月も経過しちゃいましたねえ。その間、金魚の水槽もけっこう大変だったんですけど、二匹とも生きていますもんでスルーされちゃいました。ま、活動が地味だった芸能人でも突然ご逝去されるとゴールデン特番ですから。何卒ご容赦を。

さて、金魚の拾丸と清正のその後です。清正のお拾いイジメはエスカレートする一方で、ふたたび拾丸が着底するほどグロッギーになってしまったので、放置しておくのは危険と判断し、11月29日にセパレーターで水槽を仕切って2匹を分離しました。それでも懲りない清正がセパレーターを撃破すべく、しつこくフェンス攻撃をしてましたところ、神様は見ておられますねえ。キツ〜イ天罰が下りました。

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↑イタズラの過ぎた清正の下顎はタテに2分割され、あらら上下に泣き別れ(10.1.17撮)

あわれというか自業自得というか、ごらんのように清正は口を複雑骨折してしまったのでありますよ......状況説明すると長くなりますので、今回はまあ予告編ですな。ひとまず最近の清正の口の状態と、かつての写真をごらんいただいておき、次回から事故の顛末を順に追って行くことにしますわ。どうぞよろしゅうに。

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↑自信満々で拾丸をイジメていたころの清正。
あ〜あ、これまでキズひとつなくすくすく育って来たのにねえ(09.10.17撮)

本編:金魚と淡水魚の飼育

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何がキッカケになるのか知らんけど、とつじょ清正が拾丸を追っかけだす。
罪のなさそうな清正の目がかえって怖いw(09.11.16撮)

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...ときて、あげくの果てに ゴーン!だ(;´Д`)↑
ウチの金魚水槽には四季がない。それというのも東王以来の菌魚の血脈を、拾丸がバッチシ受け継いでいるからで、水温は年中28℃以上をキープだし、何度も繰り返さなければならない投薬に備えて、底面濾過も底砂もとっぱらってしまったし、水は毎週一度半量は換えないと発病するから、常にピッカピカに近い。水草も申し訳程度に吸盤でガラスに貼り付けてあるだけだから、アオコも湧かぬ。これ、金魚にとってはかなりストレスの溜まる環境だと思うんだけど、こうしないと拾丸が持たないのは、永い経験により得た結論なんで仕方ないんですわ。

しかして後からやって来たごくフツーの金魚、清正にしてみりゃ、殺風景な水槽にアホで病弱な兄貴分がぼーっと泳いでいるだけだから、そりゃ不満も感じようし、ストレスも溜まるこったろう。そのせいか清正の成長につれて、突然拾丸を追い回す時期がときたまやってくるようになった。これ、繁殖のサカリなのか、単にテリトリーを誇示しているのかはよく解らないんだけど、おひろいがあまりにも大人しいもんだから、いつも清正の一方的なイジメになってしまう。

いままで、何度も金魚に繁殖をさせて来たけど、あたしは情けなくもいまだに金魚のあそこを見て雌雄の判断ができない。でも、これだけ追い回されても拾丸は産卵しないから、メスではないと考えざるを得ない。今までにも同様の一方的な追い回しの状態はあったけど、いちおうメスはそのたび産卵してたからね。現状では拾丸も清正も追い星が全く出ないから、両方ともがメスのケースも考えられなくはないけれど、清正の一連の行動はいままでのオスの繁殖行為と一致するから、多分二匹ともオスなんだと思っている。ま、拾丸が不妊症のメスという場合も考えられなくはないけど、やっぱりオネエMANなんでしょうね。

拾丸は体格もアフォさ加減も菌魚ぶりのすさまじさも、故オヤジJRにそっくりなのだが、そのオヤジJRは曲がりなりにもにメスを追い回していたからねえ。あんまり似て来たので最近では、拾丸の父さんは、段平の精子をはねのけてオヤジJRが勝った結果なんじゃないかと疑っているくらいだ(49話:クスリの功罪 他参照)。もし二匹ともがオスなのだとしたなら、拾丸のこの無抵抗さは見ていてこちらがイライラしてくること甚だしい。先々代のオヤジとオジサンは、オス同士で毎日激しいバトルを繰り返して、お互いボロボロになってたのだけど、あの教練は見ていて微笑ましく思ったもんだ(32話:海軍兵学校、その後 参照)。やられたらやり返すスピリッツがあったからね。

pl_kin59_2.jpg今の二匹の場合は、あまりに一方的なので見てて目を背けたくなる。おひろいは鈍くて、逃げると必ずガラスに激突する。土人くちびる(NG用語?)がますます酷くなるうえ、脳震盪のようにふらふらになってしまう。清正はそんなことも一向にかまわず追い続けるから難儀なのだ。これ普通のメスならガラスを避けてくるくる回って逃げ、機が熟すとちゃんと停まって産卵と放精が行なわれるのだけんど。清正は拾丸より二歳も年下だし、情けないったらありゃしない。この水槽に清正が来たとき、拾丸が喰う気になれば喰えたくらいなのになあ。まあ普段はけっこう仲良くしてるんだけど。

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「もうオイラ疲れたもんね、脱力〜ハアハア(拾丸)」
「しかしオンナってこういうものなんかなあ???(清正)」(09.11.16撮)

深夜、水槽で30cm級金魚の跳ねる水音が聴こえたと思うと、必ずしばらくして、ドン!という鈍くて重い激突音が住戸に響くのだった。なので水槽の底には毎日1〜2枚、おひろいのウロコがはがれて落ちている。このペースだとそろそろ全裸になってもいい頃なんだけど、ウロコってまた新しいのが生えて来てるのかな?

本編:金魚と淡水魚の飼育

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治ったからなんぼでも喰えるもんね〜もっとメシおくれ!
お ひろい復活しました。またメシくれメシくればっかり言っております。なのでドッサリ喰わしてやってます。清正も負けじとガバガバ喰っております。つい3日 前には、拾丸は餌を入れても全く喰わんし、清正もおつきあいしてるのか、口に入れては吐き出してしまうような案配だったのに、今はこの始末。いったい3日 の間にどんな変化があったというのか? へたれ飼育者のあたしには、いまだにサッパリ分かりません。こんな金魚もとい菌魚をお飼いになっておられる方い らっしゃいませんかね。突然3日だけ死にかけて、また突然普通に戻るサカナ。ヘンな奴。

しかも病い開けの食欲が普段の倍くらいに盛り上が るというのも何でかよく解らんです。拾丸、今年は7月と今回の2回危篤になったもんだから、反動の大飯喰らい週間も2回。そのせいか清正に並びかけられて いた全長は、お拾いが再びグンと引き離しました。まあ目方はすでに完全に抜き去られていますけどね。拾丸にも2歳年上の意地みたいなものがあるのでしょう か。

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体重・体高は清正がアッサリ追い抜いてしまったが、全長では拾丸も負けてはいない。
一時は5mm差にまで詰め寄られたものの病後の大食いで2cm差に引き離した(09.10.19撮)

こ のお拾いの発作、勘ぐってみると、やはり季節の変わり目の水温の微妙な変化で引き金がひかれているんでしょうな。7月と10月ですから。この水槽に菌魚ば かりがうじゃうじゃいたときもそうでしたが、ウチの場合は、通年28℃以上にキープしてないとアカンということでしょうね。まともな金魚なら冬はキチンと 冬らしい低水温に暮らして、それで体のリズムみたいなものを感じつつ成長して行くんでしょうけど、当家歴代の菌魚の遺伝子には、そういう一般常識は通用し ないことを思い知りました。ウチのは熱帯菌魚なのですわ。しかし電気代のかかる血筋やな〜。まったく。
まったくウチの連中と来たらなんだ。ブログ設置早々にヤド六が潜ったと思ったら、今度は拾丸が自爆してる。この土日は毎日水換え作業で更新どころじゃなかったんですが、さきほどようやく餌を食べるくらいに回復してきたのでひと安心したところ。なもんで報告しておきます。

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お拾いの持病がまたまた出現。
体表カサカサ泳ぎフラフラ目はうつろ カーリー・サイモンうつろなeye(09.10.17撮)

拾丸の体調不良は前回のキンギョ話・第56話「菌魚救い」で 書いたのと、まったく同じ症状であります。それも突然に始まるから厄介。今回の場合は16日になんだかエサを喰わなくなったな〜と思ったら、どんどん脱力 が進み、水流に翻弄されるほどフラフラに。着底したり水面の方に浮かんだりしだすのだ。お目目はうつろにトロ〜ンとなって、口パクが細かく早くなる。また 体内に備蓄されてる菌魚遺伝子が暴れ出してるんだろうなあ。飼育水は問題ナシなのであるが、もうあたしとしては水換えしか打つ手はない。あとはお拾いの根 性頼みになるんだけど、3日が経過してまたしても勝手に復活しつつある。その脱力の様子を見ていると、ハッキリ言って毎回「ああもう死ぬな〜」と思うんだ けど、なぜか治るね〜不思議だなあ、この菌魚。

pm_kin1017b.jpgし かし、お拾いも今日で生後4年と14日だ。こんな症状をくりかえしていると体力が持たなくなり、そろそろ寿命がつきかねない齢になってきたとも言える。お 拾いが逝ってしまえば、東王以来面々と受け継がれてきた当家歴代菌魚の「呪われた血脈」も絶えてしまうのである。残念と言えば残念だが、それであたしは 「水換えが人生の全て」のような生活から解放され、平穏なアクアリストになれるのである。複雑な心境だ。だいたい清正を見よ。いまだこいつの体調について 心配のシの字もしたことがない。実を言うと、清正がやってきてから昨日でちょうど2年なのである。同じ金魚でも手のかかり方は雲泥の差。清正の場合、全く 世話の必要なしと言ってもいいくらいだ。でも、それじゃなんだかつまんないんだけどね。

まあ、お拾いの状態はもうしばらくは予断を許さない感じなんだけど、自分で発症して自分で回復する、完全自動システムでやってるサカナなんで、こっちはハラハラして見ているだけ。しかし心臓にはかなり悪いゾ。

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