2012年5月アーカイブ


先週木曜日の朝、目覚めたらいきなり左目の前にゴミがわんさか浮いている。いわゆる飛蚊症というやつです。起きている間のほとんどを、パソコンディスプレイを眺めて暮らすなりわいを25年以上続けているもんだから、当然、飛蚊症とのつきあいも長く、重々承知の物件なんではありますが。

特に半年ほど前から、効き目の右目のど真ん中あたりに大きめのカスが浮いてましたんですが、左目のほうはクリアだったのでなんとか誤摩化せていたところに、こたび突然の大量飛行。両眼にぶんぶん飛ばれると、鬱陶しくてちょっとたまりませんで。

原因として思い当たるのが先週月曜の金環日食観察。日食グラスをかけて観察したので、直接太陽を見てはいないんですが、お陽さんの光は強烈ですからね。それが思い当たるだけに、すわ網膜剥離かと、たまらず眼科を受診したのであります。


飛蚊症があなどれないのは、この蚊みたいなゴミは、目ん玉の中に満たされてるゼリー状の液体(硝子体)がニゴって来て影ができている場合と、網膜に穴が空いて周囲の剥がれたカスが浮いて見えている場合があって、後者だと網膜剥離の手術というオオゴトになる可能性があるんですな。

近視・乱視はもとより、老眼とももはや長いつきあいなんですが、眼科を受診した回数は意外に少なくて、前回眼科に行ったのは霰粒種の手術時。いつだっけかと思って 当時のコラム を読んでみたら、文中にワールドカップの記述が見える。これ2002年の日韓大会のコトでして。つまり10年も前であります。

つうわけで10年ぶりの眼科受診。目ん玉の真ん中に注射針を刺されるんではないかという恐怖が目医者から足を遠ざけていた理由(ダリ脚本の映画「アンダルシアの犬」のトラウマもあってね)なんでありますが、最近は目薬で瞳孔を開かせて網膜をチェックできるみたいなんで、飛蚊が出ている人は安心して行くよろしです。

診断結果は、網膜には穴空きナシとのこと。それはそれで良かったんですけど、飛蚊とはそのまま付き合って行くしかなしとのご託宣。ま、手術して消す方法もあるんですが、たかが飛蚊のためにメスを入れるのはリスクが大きすぎるので普通やらないとのこと。よって特に処置なしの経過観察のみ。

しかし困ったもんだ。日常生活のすべてが昔のフイルム映画を見ているようで、パソコンに向かっていても辛くてすぐにアタマがぼんやりして来るんですわ。それに本物の蚊が飛んで来ても、飛蚊に紛れてうまく敲けまへんねん。

♪まぶしい朝日が  金環にかわる
 そのとき一頭の 蚊が目に翔んだ〜
 (中略) 
 蚊が目に翔んだ 蚊が目に翔んだ
 これから一緒に 生きてゆくのね〜

...てか。しょうがねえなあ。

そんなこんだで、金環日食観察数日後の突然の大量飛蚊。当日のツイッターに「日食があると目医者が儲かる」と揶揄のつぶやきをした報いがテメエに来るとは。きっちり目医者を儲けさせてしまいましたわい。自爆したw


5月21日の金環日食、当日おおむね天気がよかったもんで、日本中が大騒ぎをしたわけですが、あたしも冥土の土産にと思って観察しましたよ。

あたしの10年ものの古コンパクトデジカメでテキトーに撮影しても、いまや一億総カメラ付き電話を携帯中のご時勢に、あえておひろめするほどの写真は撮れんのですが、そこはそれ、一応というやつで載せときますわ。

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金環日食 2012年5月21日午前7時29分54秒 京都市伏見区にて撮影

先日当欄に書いたんですけど、曇ったときにゃムダ遣いになるというんで、わが家の住人5人に対して日食観察グラスはたったの一枚きり。金環日食が始まって順繰りに回してたら、きっちり写真撮ってる余裕なんかナシ。京都は金環の北限ギリだったもんで、時間も短くて上手く撮れませんでした。絞り杉なのにブレてますが、古コンデジじゃ、ま、こんなもんでしょ。

でもこたびの金環日食、日本列島の東海道ベルト地帯を中心食線が縦断するという、千載一遇の好条件。銭持ちじゃない平民でも自宅の窓から気楽に観察できたのは実にありがたいこってした。

実際見てみると、呼び方は金環ってゴージャスなんだけど、見ものとしてはやっぱり皆既日食の方が上ですな。やっぱり日中に夜が来る、ってのがないといまいち盛りあがりません。ダイヤモンドリングもぶっといバッタもん風情だし。

ついこないだにスーパームーンなんてデカい月があったから、もっと繊細な金環になるかと期待してたんですが、ちょっと月が遠すぎたのが残念。

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でもま、希有な天体ショウを肉眼で目の当たりに見てしまうと、こんどは皆既日食を中心線付近で見たいという欲が出て来ます。つうわけで国立天文台サイトで、今後の有望な皆既日食を検索してみたら、2035年の9月2日午前中に糸魚川〜沼田〜水戸ラインが中心の皆既日食 がありますな。

2035−2012=23年後かあ。まあ今の生活習慣を鑑みると、あたしは九割がた死んでますねえ。もう見なくてもいいや。関東甲信越、当日雨降れィ!


ぼやコラです。旧自民党政権の体たらくに堪忍袋の緒が切れた国民が、ちったあマシになるだろうと選択した民主党政権が更に輪をかけてどうしようもない連中だったと解って点目になってたら、いきなりグラグラ、ドカン。

これはアース様のなさることですから甘んじて受けるっきゃない。風化しきっている国のシステムをしっかり立て直すいい機会と捉えれば、非常時だけに迅速に改善の方向に舵がとれるだろうと期待したのに、現政権はのらくらとダッチロールを繰り返すばかりで何も進まん決定できん。時間浪費の議論はムダの骨頂。さっさと解散総選挙をすべし!

この夏、関西電力管内の節電要請は20%なんだそうで、計画停電や電力使用制限令の発動もアリとの報道があった。下手人の東京電力のほうは電気料金の値上げ要請とな。

だいたいが工場・問屋・流通・小売まで独占してる売電屋が、帳簿も出さずに相場と在庫を筆の先でごじょごじょ決めて、20%でお願いしますって、なんやそれ。しかも大飯原発3・4号機を再稼働させればチャラでっせとの恫喝つき。ふざけるんじゃねえよ!っての。


大事故を起こして生態系の生命と健康を大きく損なわせている現状、原発の再稼働が次期尚早なのは、正気の人には至極当然なこと。政治家や選良、経団連や地元住民はどーいうアタマしとるねん。そんなに再稼動したいんなら、政府決断でさっさと再稼働させ、ただし同時に解散総選挙。それで国民に成否を問えばいい。もう時間かけてられないス。

とはいえ、関西の真昼の猛暑にエアコンなしで仕事をするのは無理。だいたい、ウチのパソコン過熱して壊れると思うし。まああたしなんざSOHO自由業だからピークシフトは簡単で、真昼は扇風機かけながら大汗まみれで寝ちまって、夜エアコン入れて仕事すればいい。これ普段と一緒だからうっとこは節電のお願いを無視していいんですけどね。

しかし、計画停電実施となるとさすがに冷蔵庫の食品がヤバイ。あと、命に関わる問題(清正の)として水槽のボコボコとパワーフィルターが......。

去年の夏のピーク時、計画停電すったもんだで家庭用のポータブル電源はほぼ売り切れ。必要な時に購入不能でしたから買っとくなら在庫のある今のうちなんですがね。パソコンなら 無停電電源装置(UPS)で、扇風機やボコボコ程度なら 低出力のポータブル電源 やクルマのバッテリーチャージャー程度で凌げるから、そんなに設備投資は必要ないけど、いかんせん電気喰う冷蔵庫がねえ。

ま、冷蔵庫さえ動いていれば氷も使えるわけだし、扇風機が動けばエアコンなしでも凌げる自信はあり〼。なんせ自分の子供のころの夏と同じですからな。水風呂に入ってから冷麦喰って板の間に寝そべるってのも懐かしい。

なもんで停電時に冷蔵庫を2〜3時間連続稼働できる大容量・高出力の家庭用充電式バッテリーってナンボくらいするのか物色してみたら、日立マクセルから出てました。電池容量255Wh、最大出力1200Wと高出力ですが、価格は168000円くらいします。今のウチの経済状態では購入不可能ですわ。

昨夏の首都圏の計画停電のことを思えば、ほんまに電気が足りないかどうかマユツバなのがムカつくところ。お勤めの人や経営者の方々は頭痛いでしょうね。電車の間引き運転をするくらいならテレビ放送とかを間引きすりゃいいと思うんだが。

関西電力はじめ電力会社は、夏のピーク時全社エアコン停止して大汗かいて仕事しろよ。ふざけんじゃねえよ!

今回前半ちょっとワイルドだろ? でもいつものぼやきだぜえ。


昨年5月に京都に引っ越してはや丸一年です。父ちゃん(あたし)の甲斐性がないもんでヨメは昼夜働きに出ざるを得ず。結果、日がな在宅でパソコンしこしこの父ちゃんが家事をせにゃならんのですが、掃除や洗濯ってのはけっこう時間と体力をとられる。

昭和初年あたりに建った借家普請のガタボロ京町家を手直しして住んでるんですが、畳を敷く予算がなかったんで床は安手のオールフローリング。これを幸い、いっちょう流行りのお掃除ロボットに仕事させて楽するべ、とアイロボット社のルンバ770を清水舞台飛びで購入(55000円くらい)したのが半年前であります。

もちろん一万円を切るバッタもん自動掃除機や国産の東芝 スマーボ も選択肢にありました。最近は韓国LG製 ホームボット が出たし、シャープからも COCOROBO つうのが発売されるという製品ラッシュなのでありますが、米iRobotのルンバはこの手のパイオニアなんで、やっぱ一日の長があるだろうと。

ルンバ770を毎日半年使って思ったのが、さすがになかなか良くできてるということ。時間はかかるし音もやかましいですが、ゴミの取り残しはあまりありません。他メーカーの高級お掃除ロボットの仕様やレビューを見ていると、音が静かで清掃時間も早いけれど、そのぶんゴミの取り残しがあるらしい。

だいたい掃除機なんてものは、キチンと掃除できてナンボでしょう。音が五月蝿いダイソンのサイクロンがなぜ売れるのか。後発製品は付加機能をつけて差別化し、セールスポイントにしようとしてるようですが、いくら自動で人工知能いうてもしょせん床しか転がれまへん。掃除機は掃除機でっせ。

うっとこのルンバでも、リモコンは全く使いませんし、バーチャルウォールだってたまにしか使わない。そのへんはなくてもいいからもっと安い方がありがたかったなあと。

ルンバに望むのは、もうちょっとメンテが簡単にならんか?ということですね。ウチの女どもは長髪なので、落ちた髪の毛が3つのブラシにギンギンに絡んでメンテが大変なんです。ゴミ捨てはポンで簡単でも、毎回ピンセットでシコシコ絡み毛をとらにゃならんのが相当な時間ロスでね。

後発のLG&日本製自動掃除機は、やれ高性能センサーの、静音設計の、時短の、拭き掃除可の、って謳ってて、シャープにいたっては音声認識の、スマホ操作の、プラズマ除菌の、ってのをウリにしてるんですけど、そのぶん高価になってるんじゃ、掃除機の本分を忘れてるってことになりゃしませんかね?

ルンバを使ってみて自動掃除機に求めるものは、もっと安価に、確実にキレイに、メンテ楽ちんに、であって、別に関西弁でしゃべってもらわんでもよかです。除菌・消臭機能が必要な家は、もう空気清浄機買ってますって。でもって拭き掃除機能を付けるなら円いボディじゃ不合理でしょうに。

このへんのごった煮コンセプトが日本家電メーカーの凋落の一因のような気がしてならんのです。いわゆるガラパゴスに代表される、些末なところの差別化に走って、モノの本質で勝負する自信と度胸がない。

白黒テレビ登場時から現在まで、永らく白物家電と付き合って来て擦り込まれてるのは、洗濯機・冷蔵庫は東芝か日立、エアコンは三菱、掃除機は日立か三菱という、いわゆる頑丈で壊れなくて頼もしいという「モートル」ブランド神話です。ようするにコアな基本性能が長年ブレてないんですね。これがブランド力というものじゃないでしょうか。

お掃除ロボットはニューフェースですが、後発日本メーカーも小手先の付加機能で誤摩化すんじゃなく、野太く「パワフルで堅牢、確実に掃除できる基本性能」のブランドを育てるべきでしょう。アイロボットをはじめ、アップルやダイソンの製品が売れてるのはそのツボを押えているからだと思うんですがね。新ジャンルのIT家電にもこういう基本的信頼感を植え付けるブランド戦略をたてないと、海外ではなかなか勝てんでしょうよ。

この不景気、なるだけメイド・イン・ジャパン製品を購入して些少なりとも祖国の経済復興に寄与すべえと肝に銘じているんですけど、今の日本家電メーカーの製品は残念ながらイマイチ魅力ナシであります。奮起を望みたいですね。


この5月は天文月間ですな。一昨日と昨夜のスーパームーンに21日の金環日食と、ビッグな天体イベントが集中してちょっとワクワクする限りです。

一昨日と昨夜のスーパームーン、両日とも見ましたけど、こちらのほうは、まあ「奇麗で明るいお月さんやなあ」という感じ。地球と月との距離が通常より約3万kmほど近づいて、大きさが14%、明るさが30%増しということですが、なにせこっちのお目目の性能が落ちてるので、大して感動できませなんだ。

いちおう8倍の双眼鏡を引っぱり出してきて見たんですけど、もはや視度調整ツマミを回してもピントがロクに合わず。おまけに右目中央あたりを飛蚊が行ったり来たりで、どうもスッキリと見えません。ほとんど一日中パソコンディスプレイ見続けのなりわいを25年だから、しゃあないか。

しかしなんといっても今月のメインは21日の金環日食です。前回2009年7月22日のは皆既日食だったうえ天気も悪くて残念だったんですが、南の島に金環食を見に出張った金持ち連中は雨でザマミロ。そのとき、曇ってるからデジカメでも大丈夫だろうとE坂で撮ったのが当時ヤドログに載せたこの写真。ボロデジカメなんでズーム倍率目一杯でもこんなにちんまい。

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2009年7月22日の部分日食 11:00頃 大阪府吹田市にて撮影

しかし今回5月21日のは日食ラインのど真ん中が、なんと東京付近を通過するという一世一代のチャンスです。大阪・京都も金環ラインにギリ入ってるというんで、見ないわけには行きません。京都で朝の7時半あたりに食分94%であります。京都は東に山があるのがちょいと気がかりなんですがね。→ 国立天文台サイト

前回は日食メガネを買わなかったんですが、さすがに今回はスーパーのレジ横で300円くらいのを買って来ました。肉眼や双眼鏡での太陽直視は御法度ですからね。

通販では 倍率3倍の日食観察用オペラグラス が1500円くらいで売ってるようで。コレで希有の現象を少しでも大きく見たいところなんですが、残念ながら近所には置いてませんでした。

日食メガネをデジカメにかけて望遠で液晶モニターを介して見れば、眼はダメージを受けなさそうですが、まあちゃんと写るとこまで露出が絞れないんでしょうね。そんでもってデジカメの撮像素子やセンサーがいかれる可能性があるので撮影禁止になってるんでしょう。壊れかけの古デジカメで試してみるかな。

しかし素人の勘ぐりでは、昨日のスーパームーンみたいに月が大きい状態なら、太陽は完全に月の後ろに隠れてしまって、金環食にはならないように思えるんですけど、天文は計算で成り立ってるものだし、誰も騒いでいないところをみると大丈夫なんでしょうか。

いずれにせよ当日のお天気次第ではありますが、来月 6月6日には金星の日面通過 も見られるらしいんで、日食メガネ300円の投資も丸々はムダにはならんだろうと買った次第であります。あとは照る照る坊主の設置のみですな。


2011年3月11日の東日本大震災で発生した大津波の映像は、各メディアのニュースや特番で流されましたけど、そのほとんどがヘリや安全な場所から撮影した腰の退けた映像ばかりだったので、YouTubeやニコ動に日参し津波襲来時の個人投稿動画を収集して、当時のぼやコラに引用紹介してきました。

吉村昭氏の「三陸海岸大津波」などなど、かねてから津波の超弩級パワーに興味をひかれていたわたしなんですが、偶然にも震災の前に2004年のインドネシア津波の投稿動画を引用したのも不思議な縁でした。被災地の方々には酷な映像もあるでしょうが、東日本大震災による津波の投稿動画は貴重な災害記録として今後の防災に相当役立つものだと思います。

今回のサーバー引越しで一旦全部消してしまったので、ログからまとめて再録しておきます。なおコメントは収集当時のママ。すでにYouTobeで削除されてしまったものもあり、今後削除されるものもあるでしょうから、その辺はあしからず、です。(また拙サイトは引用動画に関するいかなる権利も有していません)

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津波投稿動画収集その1:無謀の人(2011.4.2 当欄掲載)
2011.3.11 青森県 おいらせ町 百石漁港。津波襲来時の一部始終が捉えられていて凄まじい。テレビ局には絶対撮れない映像だけど、それにしてもこの人どうやって生還したんだろう。たまげた。フルスクリーンで最後まで見るべし。

YouTubeより

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津波投稿動画収集その2:無謀の人2(2011.4.3 当欄掲載)
TVニュースに出ていない大津波の投稿動画を連日チェックしているのだけど、かなりストックができてきたので、防災記録として優れていると思われるものをピックアップしていきます。

さて本日のこの投稿動画は茨城県磯原町で撮影されたもの。昨日アップした撮影者より冷静に行動しているように見えるけれど、高所に上がらず平地を移動しているのでかなり危険だと思う。津波の規模が小さかったので救われた感じだ。

津波被害の動画を見ていると、飲み込まれた無人のクルマのライトが点灯し、クラクションが鳴り続けるのが不思議だったが、この動画から電装関係がショートして起こるものだということが確認できる。

YouTubeより

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津波投稿動画収集その3:絶句!気仙沼(2011.4.3 当欄掲載)
気仙沼を襲う大津波の投稿動画。壮絶!自然の弩級の力をこうも目の当たりに見せつけられると人間の営みが、なんとちっぽけで無力に感じさせられることか。

どんどん勢いを増す黒い水流が恐ろしい。流され破壊された倉庫からぶちまけられる荷物や支えきれなくなって崩壊する建物の土煙など、まさに地獄と言うに等しい痛ましい光景。撮影者のいる建物が無事だったことが奇跡に思えてしまいます。


↓こちらも気仙沼。壮絶です。見ているだけでドキドキして不整脈が出そうです。

YouTubeより

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津波投稿動画収集その4:大津波 釜石 陸前高田 八戸(2011.4.5 当欄掲載)
大津波襲来の投稿動画ピックアップ集その4。東日本大震災により発生した未曾有の大津波。10mから12mという大防潮堤をいともやすやすと超えてくる海面の盛りあがりを見ていると、これはもはや人災と指摘する余地はないほどで自然の強大なパワーにただただ絶句させられてしまいます。

堤防を超えて市街地に侵入する奔流は不気味で無慈悲。この釜石市 薬師公園から撮影された動画では、圧倒的な力でゆっくりと釜石市街を破壊してゆく恐怖が、避難している人たちの声によく表現されています。


陸前高田市を襲う大津波。海面がうんと膨張して溢れるように流れ込んでくる暴虐の奔流。一瞬で街を壊滅させる様子がつぶさに見て取れます。


青森県八戸。津波と言えば白波が砕けるように襲いかかるイメージがありますが、ここではじわじわと海面全体が上昇して陸地に流れ込んで来ています。

YouTubeより

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津波投稿動画収集その5:大津波 岩手県 野田村(2011.4.5 当欄掲載)
岩手県野田村 下安家漁港を襲う大津波の投稿動画。アップで撮影された波濤からフレームが引かれると、漁港に並ぶ船が異様に小さく見える。そこで改めてこの津波のスケールの大きさが尋常でないことを思い知らされる。カモメの鳴き声と撮影した漁師の悲痛な叫びが胸にしみて非常に辛い映像。

YouTubeより

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津波投稿動画収集その6:大津波に飲み込まれる南三陸町(2011.4.9 当欄掲載)
宮城県南三陸町志津川中学校より撮影された津波来襲の一部始終。おしよせる津波の尋常ではないスピードと圧倒的な破壊力がつぶさに記録されている。

撮影者の冷静な「お母さん大丈夫? もうだめだ、これ現実だから」という言葉が痛ましいけれど、諦観とともに現実を受け入れて先に進んでいこうという若者の前向きな意志も感じ取れるのではないだろうか。

YouTubeより

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津波投稿動画収集その7:大津波 南三陸町2(2011.4.14 当欄掲載)
宮城県南三陸町志津川高校から撮影された動画(前回掲載の動画は志津川中学校)。この津波映像もすさまじい。動画を見ていても奔流が気仙沼線の築堤を余裕で超えてくるとはまったく想像がつかなかった。スピードも恐ろしく速い。解説文に「畑を逃げている人たちは全員助かった」とあり、ほっとした。

YouTubeより

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津波投稿動画収集その8:大津波 船上撮影動画2題(2011.4.15 当欄掲載)
2011.3.11 宮城県仙台港沖。船種はLPGタンカーか? 波がまるで壁。この大津波が海岸へと...


福島県相馬市沖約5km地点。海上保安庁巡視艇「まつしま」船上より撮影された動画。 

YouTubeより

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津波投稿動画収集その9:陸前高田市消防団員撮影動画(2011.5.2 当欄掲載)
陸前高田市の消防団 大和田さんの撮影した2011.3.11津波来襲時の投稿動画その1。YouTubeには、その3まで投稿されています。撮影時の状況詳細は投稿者の説明文をごらんください。

「津波てんでんこ」。津波のときは一人一人がバラバラに逃げる。都会の住人も山村の住人も、地震国に暮らす日本人のすべてが、今回の震災と津波の教訓を強く心身に染み込ませておくべきだという思いから大津波の投稿動画を収集・掲載しています。その第9弾。

YouTubeより

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津波投稿動画収集その10:大津波 宮城県亘理町荒浜小学校(2011.5.3 当欄掲載)
東日本大震災 大津波投稿動画の収集掲載その10です。宮城県亘理町荒浜小学校から撮影された携帯動画。阿武隈川を逆流する津波のスピードの速さに絶句。そしてカウンター 2:35あたりの防潮堤を破壊して超える15m超の波濤がすさまじい。

その暴力的な波が迫っているにもかかわらず、下の道をゆっくり歩いて避難している人がいるのも驚きだ。家の影で波の様子が見えないのだろう。一刻も早く高所に逃げることの重要さが明快にわかる動画。

YouTubeより

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津波投稿動画収集その11:大津波 宮城県石巻市(2011.5.4 当欄掲載)
東日本大震災 大津波投稿動画収集その11。津波襲来の瞬間を捉えた動画の収集・ピックアップ掲載も、そろそろ終わりにしたいと思ってたのですが、まだまだ新たな衝撃的動画が投稿されてきていて目が離せません。観ていて被災された人々のことを思うと心が塞いでくるのですが、こんな貴重な記録が大量に残されたのもモバイル機器が普及した所以で、かつてなかった事だと思うので、もうしばらく収集を続けたいと思います。

この動画は宮城県石巻市の一戸建て住宅2階より撮影されたもの。壮絶すぎるので掲載を躊躇していましたが、津波災害の貴重な記録として外せないと思いリンクしました。津波に呑まれ電線につかまって助けを求めている人は、この後無事救出されたそうです。ピュリッツアー賞に値すると言っても過言ではない緊迫のドキュメント。

YouTubeより

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津波投稿動画収集その12:大津波 岩手県釜石市役所(2011.6.19 当欄掲載)
東日本大震災 大津波投稿動画収集その12。岩手県釜石市。周辺道路や市役所を襲う津波の奔流がグラウンドレベルで撮影されている。釜石になだれ込む海水の勢いの激しさは、高台から撮影された他の動画でも見ていたけれど、低位置から撮影されたこの動画はさらに凄い。

道路を流されて行くクルマのスピードが、疾走するそれにまさるほどの勢いなのにただただ唖然。撮影者のカメラポジションが非常に危険な位置にあるので、津波の破壊力の凄まじさと恐ろしさが強烈に実感できる映像です。この動画、数日前に発見してブックマークしておいたのだけれど、すぐに削除された模様。ミラー投稿がされたので再び収集して掲載しますが...

YouTubeより

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津波投稿動画収集その13:福島県楢葉町・釜石市両石町(2011.6.22 当欄掲載)
東日本大震災 大津波投稿動画収集その13であります。今回は福島県楢葉町前原地区と、岩手県釜石市両石町に襲来する津波の投稿動画2態をピックアップしました。

掲載の、福島県楢葉町前原地区 に押し寄せる津波は、われわれが普段抱いている津波のイメージそのもののような映像ですね。ただし波の規模は想像を絶する大きさですが。天神岬公園の高台からの撮影のようで、前景の河川は木戸川、遠景の建築物は東電広野火力発電所でしょうか。白波を立てた大津波が堤防を一気に乗り越え、たちまち家屋を流してゆく一部始終が撮影されています。

YouTubeより

そしてもう1態は、岩手県釜石市両石町 の両石湾に侵入する津波。こちらは上の楢葉町とはうって変わって、海面がぬるりと盛り上がって見る間に溢れ、どっと市街に侵入する様子が捉えられています。波濤の迫力はありませんが、その海面上昇の速いことが不気味。津波の底知れないパワーと恐ろしさを感じます。なんと言うか、つげ義春の「夜が掴む」のような恐怖というんですかね。対照的な津波映像です。こちらの動画は埋め込み不可なのでリンク先YouTubeでごらんください。

P.S.前回掲載した釜石市役所のグラウンドレベル動画、どうやらミラーの方も削除されたようですね。となると、やはり流されてしまった方が写っていたのかもです。合掌

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