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昨年5月に京都に引っ越してはや丸一年です。父ちゃん(あたし)の甲斐性がないもんでヨメは昼夜働きに出ざるを得ず。結果、日がな在宅でパソコンしこしこの父ちゃんが家事をせにゃならんのですが、掃除や洗濯ってのはけっこう時間と体力をとられる。
昭和初年あたりに建った借家普請のガタボロ京町家を手直しして住んでるんですが、畳を敷く予算がなかったんで床は安手のオールフローリング。これを幸い、いっちょう流行りのお掃除ロボットに仕事させて楽するべ、とアイロボット社のルンバ770を清水舞台飛びで購入(55000円くらい)したのが半年前であります。
もちろん一万円を切るバッタもん自動掃除機や国産の東芝 スマーボ も選択肢にありました。最近は韓国LG製 ホームボット が出たし、シャープからも COCOROBO つうのが発売されるという製品ラッシュなのでありますが、米iRobotのルンバはこの手のパイオニアなんで、やっぱ一日の長があるだろうと。
アイロボット ルンバ770
送料無料・5年保証付
シャープ ココロボ
COCOROBO RX-V100-W
プラズマクラスター7000搭載
スマートロボットクリーナー
東芝 スマーボ Smarbo VC-RB100
ルンバ770を毎日半年使って思ったのが、さすがになかなか良くできてるということ。時間はかかるし音もやかましいですが、ゴミの取り残しはあまりありません。他メーカーの高級お掃除ロボットの仕様やレビューを見ていると、音が静かで清掃時間も早いけれど、そのぶんゴミの取り残しがあるらしい。
だいたい掃除機なんてものは、キチンと掃除できてナンボでしょう。音が五月蝿いダイソンのサイクロンがなぜ売れるのか。後発製品は付加機能をつけて差別化し、セールスポイントにしようとしてるようですが、いくら自動で人工知能いうてもしょせん床しか転がれまへん。掃除機は掃除機でっせ。
うっとこのルンバでも、リモコンは全く使いませんし、バーチャルウォールだってたまにしか使わない。そのへんはなくてもいいからもっと安い方がありがたかったなあと。
ルンバに望むのは、もうちょっとメンテが簡単にならんか?ということですね。ウチの女どもは長髪なので、落ちた髪の毛が3つのブラシにギンギンに絡んでメンテが大変なんです。ゴミ捨てはポンで簡単でも、毎回ピンセットでシコシコ絡み毛をとらにゃならんのが相当な時間ロスでね。
後発のLG&日本製自動掃除機は、やれ高性能センサーの、静音設計の、時短の、拭き掃除可の、って謳ってて、シャープにいたっては音声認識の、スマホ操作の、プラズマ除菌の、ってのをウリにしてるんですけど、そのぶん高価になってるんじゃ、掃除機の本分を忘れてるってことになりゃしませんかね?
ルンバを使ってみて自動掃除機に求めるものは、もっと安価に、確実にキレイに、メンテ楽ちんに、であって、別に関西弁でしゃべってもらわんでもよかです。除菌・消臭機能が必要な家は、もう空気清浄機買ってますって。でもって拭き掃除機能を付けるなら円いボディじゃ不合理でしょうに。
このへんのごった煮コンセプトが日本家電メーカーの凋落の一因のような気がしてならんのです。いわゆるガラパゴスに代表される、些末なところの差別化に走って、モノの本質で勝負する自信と度胸がない。
白黒テレビ登場時から現在まで、永らく白物家電と付き合って来て擦り込まれてるのは、洗濯機・冷蔵庫は東芝か日立、エアコンは三菱、掃除機は日立か三菱という、いわゆる頑丈で壊れなくて頼もしいという「モートル」ブランド神話です。ようするにコアな基本性能が長年ブレてないんですね。これがブランド力というものじゃないでしょうか。
お掃除ロボットはニューフェースですが、後発日本メーカーも小手先の付加機能で誤摩化すんじゃなく、野太く「パワフルで堅牢、確実に掃除できる基本性能」のブランドを育てるべきでしょう。アイロボットをはじめ、アップルやダイソンの製品が売れてるのはそのツボを押えているからだと思うんですがね。新ジャンルのIT家電にもこういう基本的信頼感を植え付けるブランド戦略をたてないと、海外ではなかなか勝てんでしょうよ。
この不景気、なるだけメイド・イン・ジャパン製品を購入して些少なりとも祖国の経済復興に寄与すべえと肝に銘じているんですけど、今の日本家電メーカーの製品は残念ながらイマイチ魅力ナシであります。奮起を望みたいですね。
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昨年5月に京都に引っ越してはや丸一年です。父ちゃん(あたし)の甲斐性がないもんでヨメは昼夜働きに出ざるを得ず。結果、日がな在宅でパソコンしこしこの父ちゃんが家事をせにゃならんのですが、掃除や洗濯ってのはけっこう時間と体力をとられる。
昭和初年あたりに建った借家普請のガタボロ京町家を手直しして住んでるんですが、畳を敷く予算がなかったんで床は安手のオールフローリング。これを幸い、いっちょう流行りのお掃除ロボットに仕事させて楽するべ、とアイロボット社のルンバ770を清水舞台飛びで購入(55000円くらい)したのが半年前であります。
もちろん一万円を切るバッタもん自動掃除機や国産の東芝 スマーボ も選択肢にありました。最近は韓国LG製 ホームボット が出たし、シャープからも COCOROBO つうのが発売されるという製品ラッシュなのでありますが、米iRobotのルンバはこの手のパイオニアなんで、やっぱ一日の長があるだろうと。
アイロボット ルンバ770
送料無料・5年保証付
シャープ ココロボ
COCOROBO RX-V100-W
プラズマクラスター7000搭載
スマートロボットクリーナー
東芝 スマーボ Smarbo VC-RB100
だいたい掃除機なんてものは、キチンと掃除できてナンボでしょう。音が五月蝿いダイソンのサイクロンがなぜ売れるのか。後発製品は付加機能をつけて差別化し、セールスポイントにしようとしてるようですが、いくら自動で人工知能いうてもしょせん床しか転がれまへん。掃除機は掃除機でっせ。
うっとこのルンバでも、リモコンは全く使いませんし、バーチャルウォールだってたまにしか使わない。そのへんはなくてもいいからもっと安い方がありがたかったなあと。
ルンバに望むのは、もうちょっとメンテが簡単にならんか?ということですね。ウチの女どもは長髪なので、落ちた髪の毛が3つのブラシにギンギンに絡んでメンテが大変なんです。ゴミ捨てはポンで簡単でも、毎回ピンセットでシコシコ絡み毛をとらにゃならんのが相当な時間ロスでね。
後発のLG&日本製自動掃除機は、やれ高性能センサーの、静音設計の、時短の、拭き掃除可の、って謳ってて、シャープにいたっては音声認識の、スマホ操作の、プラズマ除菌の、ってのをウリにしてるんですけど、そのぶん高価になってるんじゃ、掃除機の本分を忘れてるってことになりゃしませんかね?
ルンバを使ってみて自動掃除機に求めるものは、もっと安価に、確実にキレイに、メンテ楽ちんに、であって、別に関西弁でしゃべってもらわんでもよかです。除菌・消臭機能が必要な家は、もう空気清浄機買ってますって。でもって拭き掃除機能を付けるなら円いボディじゃ不合理でしょうに。
このへんのごった煮コンセプトが日本家電メーカーの凋落の一因のような気がしてならんのです。いわゆるガラパゴスに代表される、些末なところの差別化に走って、モノの本質で勝負する自信と度胸がない。
白黒テレビ登場時から現在まで、永らく白物家電と付き合って来て擦り込まれてるのは、洗濯機・冷蔵庫は東芝か日立、エアコンは三菱、掃除機は日立か三菱という、いわゆる頑丈で壊れなくて頼もしいという「モートル」ブランド神話です。ようするにコアな基本性能が長年ブレてないんですね。これがブランド力というものじゃないでしょうか。
お掃除ロボットはニューフェースですが、後発日本メーカーも小手先の付加機能で誤摩化すんじゃなく、野太く「パワフルで堅牢、確実に掃除できる基本性能」のブランドを育てるべきでしょう。アイロボットをはじめ、アップルやダイソンの製品が売れてるのはそのツボを押えているからだと思うんですがね。新ジャンルのIT家電にもこういう基本的信頼感を植え付けるブランド戦略をたてないと、海外ではなかなか勝てんでしょうよ。
この不景気、なるだけメイド・イン・ジャパン製品を購入して些少なりとも祖国の経済復興に寄与すべえと肝に銘じているんですけど、今の日本家電メーカーの製品は残念ながらイマイチ魅力ナシであります。奮起を望みたいですね。