ツイート
スポンサードリンク
あたしの現用ラジオはNHKの第一放送しかマトモに入らないので、FMはもちろん、関西の民放番組も阪神戦ナイター中継も聴いていない。まあラジオ自体が古くて小さな安物のラジカセで、カセット部が壊れてしまったんでもう使わなくなってた中古品を引っぱりだしてきて電池を入れ、ポンと置いてラジオだけ使ってるという、ほぼジャンク物件のようなものなんであります。
これでも若い頃は貧乏人に相応なレベルのオーディオやコンポに多少は凝ったものなんだけど、だんだん右の耳が良く聴こえなくなってしまって、かれこれ15年くんだり放置してきたんで、ステレオたらサラウンドたらいう世界がかったるくなった。なもんでNHKラジオ第一だけしか入んなくても、まあいいんである。
しかしNHK-R1をずっと流していると、結構異界にいる感じがしますな。特に音楽シーンにおいて。昼の番組もラジオ深夜便も最新流行音楽はまずかからない。番組に出演する歌手やタレントも大体同じ顔ぶれだ。歌手でいえば、大川栄策や宮路オサムなんかはコレデモカ!というほど頻繁に出演する。芸人なら堺すすむとかケーシー高峰とかばっかり。好きな昭和のいる・こいるがちょいちょい聴けるのはうれしいけどね。逆に、かつて毎週のように流していた、しん生や圓生の落語を、この数年とんと演らなくなったのも如実。
かかる音楽も中高年向けばかり。しかしコレ、あたしもだんだん中高年になって来ちまってるから全然違和感がない。たまには新曲もかけろよと思うが、MCはそういう曲をかけると途端にウルサイと苦情がくるんだと説明してますな。しかしあたしの勘ぐりでは、NHKのギャラが安いから流行中のタレントや歌手は呼べないし来ないんだろうね。紅白出場絡みとかの時だけちょこっとべんちゃらで出るんじゃなかろうか。まあそういう事情で、うまいこと調和がとれてるんですな。
中高年向けと言っても、その中高年自体が時の流れとともにじんわり鬼籍へ向かって送られていってるわけだから、10年も聴き続けていりゃ、自分の嵌まりの音楽年代にだんだん近づいてきているのがよくわかる。まあ、天国への階段つうか、大人の階段登る〜君はもうじき死んでレラさ♪、なんでありますな。なもんでもうちょっと待ってりゃ怒る御仁もどんどん減って行き、ラジオ深夜便なんかもロックやプログレなんかがガンガンかかる番組になってしまうと思うんですが。今でもその片鱗は感じますしね。以前に比べてかなり時代も降りてきて賑やかになってきたし。
しかし、ツェッペリンやピンクフロイドなんかを、AMラジオで長い原曲まるごと放送するのはチト無理がある。ならば現物盤より、ひとヒネリしたので聴いた方が味わいがあっていい。むかしあんだけ聴きまくった音楽だから、オリジナルは頭の中で再生できるもの。この、ロドリーゴ・イ・ガブリエーラ(Rodrigo y Gabriela)なんか、そういうノスタルジックというかアンソロジー的な曲で高齢化志向のロック世代市場をうまくつかんでるよね。男女デュオという編成も上手いところ。時代のポケットにスッポリ嵌まり込んだという感じですな。
Tweet
スポンサードリンク
あたしの現用ラジオはNHKの第一放送しかマトモに入らないので、FMはもちろん、関西の民放番組も阪神戦ナイター中継も聴いていない。まあラジオ自体が古くて小さな安物のラジカセで、カセット部が壊れてしまったんでもう使わなくなってた中古品を引っぱりだしてきて電池を入れ、ポンと置いてラジオだけ使ってるという、ほぼジャンク物件のようなものなんであります。
これでも若い頃は貧乏人に相応なレベルのオーディオやコンポに多少は凝ったものなんだけど、だんだん右の耳が良く聴こえなくなってしまって、かれこれ15年くんだり放置してきたんで、ステレオたらサラウンドたらいう世界がかったるくなった。なもんでNHKラジオ第一だけしか入んなくても、まあいいんである。
しかしNHK-R1をずっと流していると、結構異界にいる感じがしますな。特に音楽シーンにおいて。昼の番組もラジオ深夜便も最新流行音楽はまずかからない。番組に出演する歌手やタレントも大体同じ顔ぶれだ。歌手でいえば、大川栄策や宮路オサムなんかはコレデモカ!というほど頻繁に出演する。芸人なら堺すすむとかケーシー高峰とかばっかり。好きな昭和のいる・こいるがちょいちょい聴けるのはうれしいけどね。逆に、かつて毎週のように流していた、しん生や圓生の落語を、この数年とんと演らなくなったのも如実。
かかる音楽も中高年向けばかり。しかしコレ、あたしもだんだん中高年になって来ちまってるから全然違和感がない。たまには新曲もかけろよと思うが、MCはそういう曲をかけると途端にウルサイと苦情がくるんだと説明してますな。しかしあたしの勘ぐりでは、NHKのギャラが安いから流行中のタレントや歌手は呼べないし来ないんだろうね。紅白出場絡みとかの時だけちょこっとべんちゃらで出るんじゃなかろうか。まあそういう事情で、うまいこと調和がとれてるんですな。
中高年向けと言っても、その中高年自体が時の流れとともにじんわり鬼籍へ向かって送られていってるわけだから、10年も聴き続けていりゃ、自分の嵌まりの音楽年代にだんだん近づいてきているのがよくわかる。まあ、天国への階段つうか、大人の階段登る〜君はもうじき死んでレラさ♪、なんでありますな。なもんでもうちょっと待ってりゃ怒る御仁もどんどん減って行き、ラジオ深夜便なんかもロックやプログレなんかがガンガンかかる番組になってしまうと思うんですが。今でもその片鱗は感じますしね。以前に比べてかなり時代も降りてきて賑やかになってきたし。
しかし、ツェッペリンやピンクフロイドなんかを、AMラジオで長い原曲まるごと放送するのはチト無理がある。ならば現物盤より、ひとヒネリしたので聴いた方が味わいがあっていい。むかしあんだけ聴きまくった音楽だから、オリジナルは頭の中で再生できるもの。この、ロドリーゴ・イ・ガブリエーラ(Rodrigo y Gabriela)なんか、そういうノスタルジックというかアンソロジー的な曲で高齢化志向のロック世代市場をうまくつかんでるよね。男女デュオという編成も上手いところ。時代のポケットにスッポリ嵌まり込んだという感じですな。